iOS 8の写真アプリでは、お気に入り機能が付いたり、編集モードでは傾きを調整できたり、見せたくない写真を非表示にできるなど、いろいろな機能改善が行われました。
その一方、写真の削除に関しては、一発で写真を完全に削除できなくなるという少し残念な改悪になっています。
iOS 8で写真を削除すると、一旦ゴミ箱に移動する
iOS 7以前の写真アプリでは、画像や動画を削除すると、直ちにiPhoneから削除されていましたが、iOS 8の写真アプリでは、一旦、アルバムタブにある「最近削除した項目」に移動して30日が経過したら完全に削除されるという仕様になっています。これが意外とやっかいで、この機能を知らない人なら消したと思った写真がiPhoneに残っていてトラブルになることもあるでしょうし、アプリやアップデートファイルをダウンロードするために写真を削除したはずが、完全に削除されないため、ダウンロードできないといった事象に遭遇しそうです。
実際に旅行中に写真をいっぱい撮ったところ、iPhoneの空き容量が無くなって写真を撮れなくなってしまったので、古い写真などを削除したんですが、空き容量が変わらなくて「あれ?おかしいな?」と混乱してシャッターチャンスを逃すということがありました。
写真をサクッと完全に削除するための方法ってあるの?
現時点では写真や動画の削除後、「最近削除した項目」に移動させずにサクッと削除する方法や完全に削除するまでの日にちを変更することはできません。ただ、写真を完全に削除するための方法はあります。
完全に写真を削除するには、写真アプリを起動して「アルバム」タブをタップ後、「選択」を選びます。
すると、左下に「すべて削除」が表示されるのでこれをタップすれば、iPhoneから完全に写真を削除することができます。
写真を復元することができる
写真が一発で完全削除されなくなったことで、間違って削除した写真を復元することも可能になりました。削除してしまった写真を復元するには、写真アプリを起動して「アルバム」タブを選択後、「選択」をタップします。
あとは復元したい写真をタップして「復元」を選ぶか、
画面右下の「すべて復元」を選べばOKです。
やっぱり写真は一発で完全に削除されて欲しい
iPhoneで間違った写真を削除してしまった経験もあるので、間違った写真を復元できるようになったのは嬉しいのですが、困ることの方が圧倒的に多いんですよね。オプションとして完全に削除するまでの時間を変更できれば、悩みは解消されるのでこれは今後のアップデートでぜひ修正してもらいたいところです。