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アップル、iPhoneの販売不振で減産か。小型モデル投入も及ばず

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Yusuke Sakakura公開日:2016/04/16 7:15
アップル、iPhoneの販売不振で減産か。小型モデル投入も及ばず

アップルが、昨年発売した「iPhone 6s / 6s Plus」は、発売後の最初の週末で過去最高の1,300万台を売り上げ順調なスタートを切りました。

しかし、その後の販売台数が低迷していることから、2016年1月〜3月に3割の減産を実施。3月末にiPhone SEを発売したものの、回復するまでには至らず、iPhoneの減産を継続するようです。

アップル、iPhoneを6ヶ月・3割減産か

日本経済新聞が国内外の部品メーカーから得た情報によると、アップルが2016年1~3月期に続いて、4~6月期も3割程度(前年同期比)の減産を決めたとのこと。昨秋発売の主力モデル「iPhone6s/6sプラス」の販売が低調なため。

米アップルのスマートフォン(スマホ)、iPhoneの減産が長引いている。国内外の部品メーカーによると、1~3月期に続き、4~6月期も前年同期比3割程度の減産を継続する。

引用元:アップル、iPhone減産継続 4~6月も3割  :日本経済新聞

減産の原因は、iPhone 6s / 6s Plusの販売不振とみられており、3月末に発売したばかりの「iPhone SE」も、販売不振を補うほどの生産台数を計画していないことから、減産となるようです。

大幅アップデートが実施される「iPhone 7」に期待

iPhone 6s / 6s Plusが販売不振になった原因は、端末価格が相変わらず高額に設定されていることや、購入の決め手となる魅力的な機能が搭載されなかったことが考えられます。

機能面では、プロセッサとカメラが大幅に強化された一方で、デザインに変化はなし。新機能としてプッシュされた「3D Touch」の反応もイマイチで、多くの消費者の目には魅力的な端末として映らなかったようです。

ただ、今秋の発売が予想される「iPhone 7 / 7 Plus」では、薄型の防滴ボディ、ステレオスピーカー/デュアルカメラ/スマートコネクタの搭載、イヤホン端子の廃止、カメラの出っ張り・Dラインの廃止などが噂されるなど、大幅なアップデートが予想されます。

価格面では、iPhone SEで高い利益率を崩したことから、「iPhone 7」では安い価格設定にも期待できるかもしれません。

iPhone 6siPhone SE
端末価格649ドル399ドル
原価211.50ドル160ドル
利益率2.061.49

引用元:Apple Insider,IHS

全盛期から徐々に革新性を失い、ユーザー離れが業績にも影響しているように感じますが、今年秋に発表される新型モデルには、革新的な機能が搭載された魅力的なモデルの登場に期待です。

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