Googleが、昨年のGoogle I/O 2016で発表した会話できるAI搭載のアシスタント機能「Google Assistant」をAndroid 6.0以上を搭載する全てのデバイス向けに配信することを発表しました。
「Google Assistant」がAndroid 6.0以上で利用可能に。日本は非対応
Googleの発表によると、今週からAndroid 7.0 NougatとAndroid 6.0 Marshmallowをインストールしているスマートフォン向けにGoogle Play開発者サービスを通じて「Google Assistant」が配信されるとのこと。つまり、メーカーごとに対応が異なるOSアップデートが必要ありません。
ただし、配信される地域と利用言語が限定されています。まずはアメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリス、ドイツで展開され、来年にかけて多くの言語を追加していく予定。日本への配信予定時期は明かされていません。
また、Google Assistantは本日発表された「LG G6」などパートナーデバイスにもプリインストールされます。Google Assistantを搭載するパートナーデバイスは現在スペイン・バルセロナで開催されているMobile World CongressのAndroid Global Villageで展示されており、具体的なメーカーとしてHTC、HUAWEI、サムスン、ソニーといったメーカー名とGalaxy S7、LG V20、HTC 10といったデバイスにインストールされる画像が公開されています。
Google Assistantとは?
Google Assistantは、Androidスマートフォンのホームボタンを長押しするか、「OK Google」と呼びかけて会話をすると、話している内容はもちろんそれまでの会話の流れを人工知能で汲み取ってスマートフォン内の写真を検索したり、映画の上映時間を調べたり、レストランを予約することができる会話型のAIアシスタント機能。
現在、Google Assistantを利用するには、PixelやGoogle Home、Android Wear 2.0といったデバイスを購入するか、メッセージアプリ「Allo」(iOS/Android)をダウンロードする必要がありました。最も手軽な方法は「Allo」のダウンロードですが、利用できる機能は限定されていました。今回の対応機器の拡大によってGoogle Assistantがより身近な存在になります。
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