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Siri、外出先の利用率はたったの3%。理由は恥ずかしいから?

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Yusuke Sakakura公開日:2016/06/07 8:30
Siri、外出先の利用率はたったの3%。理由は恥ずかしいから?

「Hey Siri」「Ok, Google」――アップルとグーグルのCMはここ数年ほど音声アシスタント機能に焦点をあてたものが多くなっていますが、利用機会はそれほど多くありません。

便利なのはわかっているけど(ある意味)使いにくい、というのが消費者の本音ではないでしょうか?

特に使いにくいのが外出先での利用ですが、米国での調査によると外出先でのSiriの利用率はたったの3%になったようです。

Siriを利用したことがあるのは98%、Ok,Googleも96%の高い数字に

米Creative Strategies社が、音声アシスタントの調査を実施したところ、これまでに「Siri」を利用したことがあるユーザーは79%で、「OK,Google」を利用したことがあるのは66%になったとのこと。

さらに、iPhoneの利用者に限定して「Siri」の利用経験を聞いたところ、98%もの高い数字に。同じくAndroidユーザーに「Ok,Google」の利用経験を聞いたところ、こちらも96%の高い数字になるなど、音声アシスタント自体はユーザーに非常に魅力的な機能であることがわかります。

It will not come as a surprise that 21% of our panel have never used Siri, 34% have never used OK Google and 72% have never used Cortana. When we look within each ecosystem, the numbers get better: only 2% of iPhone owners have never used Siri and only 4% of Android owners have never used OK Google.

 

他人に物事を頼むのと同じようにテキストではなく、口を使うのは確かに便利です。

ただし、外出先での利用はたったの3%にまで落ち込む。原因は恥ずかしさ?

音声アシスタントを利用する場所に関する調査では自宅・家が39%、車が51%、勤務中・仕事場が1.3%という結果になっています。

ただ、これが外出先での利用はSiriに関してはたったの3%、Ok,Googleも12%にまで落ち込むそうです。理由について調査会社は外出先での利用が気まずい、恥ずかしいのではないかとしています。

確かに外出先では他人の目?耳が気になるのでSiriに話しかけるのは小さくないためらいがあります。

同じようなケースとしてイヤホンマイクを使った電話の利用があります。これについても恥ずかしさからか、外出先で使う人はほとんど見かけませんでしたが、最近になってようやく良く見かけるようになりました。おそらくこれはイヤホンマイクの存在が大きいはずです。自分の声は他人に聞かれても通話相手の声は聞かれないので、会話の内容が把握される心配がありません。

一方、SiriやOk,Googleは音声アシスタントの声がロボットのような目立つ声であるため、他人の目?耳をひきつけ、全ての会話が他人に把握されてしまうかも?と、利用をためらってしまう原因になっている気がします。

アップルは、次期OSとなるiOS 10とMac OS Xを6月13日に開催する世界開発者会議「WWDC2016」で先行発表するはずです。開催前の現在、Siriに「世界開発者会議はいつ?」と聞くと、開催日を返してくれる機能を実装していることから、次期OSでもSiriが大きな役割になるはずですが、機能をさらに進化させるよりも、外出先での「使いやすさ」を向上することが望まれているのかもしれません。

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