タクシーを呼んだり、選挙で誰に投票していいのか相談に乗ってくれたり、恵方も教えてくれる便利な音声アシスタント「Siri」。“Hey Siri”と呼びかけるか、ホームボタンを長押しすることで起動できるが、iOS 11では電源ボタンの長押しで呼び出すことも可能になるかもしれない。ホームボタンの廃止が噂される「iPhone 8」用の設定だろうか。
“ロックボタン”の長押しで「Siri」を起動できるコードが見つかる
HomePodのファームウェアやiOS 11ベータ版から様々な情報をリークしているGuilherme Rambo氏(@_inside)がホーム画面やホーム画面から利用できる多くの機能を管理するスプリングボード内から「Siri」を呼び出す記述にロックボタンを長押しするコードを報告した。おそらくiOS 11ベータ版から発見されたものとみられる。
「iPhone 8」にロックボタンが新たに搭載されなければ電源ボタンのことを意味するだろう。そしてこれまでにロックボタンが追加されるとの噂はない。
There is an implementation in SpringBoard to invoke Siri by long pressing the lock button pic.twitter.com/f2uB3JGZxW
— Guilherme Rambo (@_inside) 2017年8月31日
ホームボタンの廃止が濃厚な「iPhone 8」ではSiriを起動するためにこれまでとは異なる操作を行う必要がある。それが電源ボタンの長押しだろうか。ただし、電源ボタンの長押しはiPhoneの電源オフにも割り当てられている。長押しの時間が短ければSiriを起動、長押しの時間が長ければ電源オフの画面にアクセスできるのかもしれない。
なお、ホームボタンの廃止によてアプリを切り替える「Appスイッチャー」へのアクセスやホーム画面に戻る操作も変更になるが、画面上に表示される“細いバー”のジェスチャー操作によって実現するようだ。
今秋配信される「iOS 11」(新機能・変更点の解説記事)ではSiriが大幅にパワーアップする。ディープラーニングによって同じ単語でも感情によって異なる発音・表現を使いわけるなど自然で表現豊かな声にアップグレードするほか、インターフェースの刷新、発音を含む翻訳機能、メッセージで「今どこにいるの?」と聞かれたらSiriが自宅までの距離を調べてアシストしてくれたり、Safariでホテルを予約すると自動でカレンダーに登録するなどの先回り機能も優れたものになる。