9月12日に開催が噂されるスペシャルイベントで発表が濃厚な「iPhone 8」ではいくつもの大きな変化が噂されている。その1つが初代iPhoneから10年に渡って搭載されているホームボタンの廃止だ。
ホームボタンはホーム画面に戻るだけでなく指紋認証、スクリーンショットの撮影、使用するアプリを切り替える「Appスイッチャー」へのアクセス、Siriの呼び出しなど多くの機能を備える。ホームボタンが廃止になった時にそれらの機能がどうなるのか気になるところだが、iPhone 8は新しいジェスチャーと細いバーによってホームボタンを置き換えるようだ。
“細いバー”のジャスチャー操作でホームボタンを置き換え
Bloombergによると、iPhone 8ではホームボタンの位置がディスプレイとなって“細いバー”が画面表示される。
ロック画面でバーを上に引き上げるとロックが解除され、アプリの起動中にバーを少し上に引き上げると「Appスイッチャー」が起動してアプリの切り替えができる。さらに上に引き上げるとホーム画面に戻るようだ。
Appleは今年6月に開催したWWDC17で「iOS 11」を先行発表した。iOS 11にアップデートしたiPadではアプリの起動中に画面下部から小さく上に引き上げるとDockが表示され、大きく上に引き上げるとAppスイッチャーが起動することが明らかになっているがこの操作と非常によく似ている。
Image by Apple – Youtube
細いバーの存在はかなり前から実績あるアナリストがファンクションエリアとして報告していた。さらに、iOS 11ベータ版からはBloombergが報じた内容と一致する動画も発見されている。信憑性はかなり高そうだ。
ボタン操作と違ってジェスチャー操作は操作方法と操作結果がイメージできないためわかりづらい。画面にホームボタンのデザインが表示されるならまだしも“細いバー”ではiPhoneユーザーでも操作に戸惑う人で溢れるだろう。慣れの問題ではあるが発表後はさまざまな意見が出そうだ。
動画からはAppスイッチャーを起動して左にスワイプすると刷新されたコントロールセンターにアクセスできることもわかる。噂されているベゼルレス仕様ではないがHomePodのファームウェアからベゼルレスのイメージが発見されていることを考えると画面占有率の高いディスプレイデザインになる可能性が高い。
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— Guilherme Rambo (@_inside) 2017年8月21日
Bloombergは画面領域の広いベゼルレスディスプレイが搭載されることでホーム画面に縦6列・横4列、計24個のアプリを配置できると報じている。噂どおりGalaxy S8シリーズのような縦長のディスプレイになるようだ。なお、お気に入りのアプリを4つまで登録できるDockのデザインが刷新されてiOS 11のiPadと似たデザインになるとのこと。
ベゼルレスディスプレイによって左右に分割される新しいステータスバーは左に時間、右にアンテナのアイコン、バッテリー残量が表示されるようだ。
「iPhone 8」は、現地時間9月12日に発表、15日に予約開始。22日に発売される可能性が高い。指紋認証が廃止された新たに顔認証が搭載され、ワイヤレス充電も追加される。ストレージ容量はすべて倍増されて64GB/256GB/512GBがラインナップされる。販売価格は10万円以上になると噂されている。
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