何が便利?Android 16に9:1の極端な比率の画面分割が追加か
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。
Androidには、画面を2つに分割して複数のアプリを同時に表示できるマルチタスク機能があります。
この機能は、Google Pixel Fold 9 ProやGalaxy Z Fold 6のような大画面の折りたたみスマートフォンでは活用しやすいものの、画面の小さな通常のスマートフォンでは使いづらくあまり活用されていません。
こうした課題を受けて、GoogleはAndroid 16向けに、通常のスマートフォンでも使いやすい新しい画面分割モードを開発しているようです。
Googleが開発しているのは、従来の7:3の比率に代わって9:1の画面分割を導入するというもの。つまり、画面の9割にメインアプリ、残りの1割にサブアプリを表示する形式です。
とはいえ、「わずか1割のスペースにアプリを表示して何ができるの?」と思う人も多いかもしれません。

例えば、Gmailでメールを読みながら、イベントの開催場所をGoogleマップで確認したあと、もう一度、Gmailに戻って予定の時間を確認してすぐに経路検索に切り替えるといった、2つのアプリを頻繁に行き来する操作には最適です。
こうした使い方は、画面下部のナビゲーションバーを左右にスワイプしてアプリを切り替える操作でも可能です。
しかし、画面分割モードでは常に2つのアプリが同時に表示されるため、アプリ間のドラッグ&ドロップがスムーズに行えるほか、視覚的な負担も軽減されます。
この9:1の極端な比率が、すべてのAndroidスマートフォンに導入されるかはわかりません。例えば、折りたたみスマホのメインディスプレイにおいては7:3の方が利便性が高いため、もしかすると画面サイズに応じて自動的に使い分けできたり、追加オプションとして選べるようになる可能性もあります。
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