速報:折りたたみスマホ「Pixel 10 Pro Fold」が発表。初のIP68防水、Qi2対応、最長100時間駆動!!
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Googleが2025年の最新折りたたみスマートフォン「Google Pixel 10 Pro Fold」を発表しました。
本体を開くとタブレット、閉じるとスマートフォンとして使える大画面と携帯性を集約した1台です。新しいヒンジによるIP68防水防じん対応、大画面によるマルチタスキング、折りたたみだからこそ実現できる多彩なカメラ機能を搭載しています。
10月9日の発売に向けて予約受付がすでにスタートしています。価格は267,500円〜です。
折りたたみながらIP68の防水・防じん対応
折りたたみスマートフォンの最も重要な部品が開閉を可能にするヒンジです。ヒンジの進化=折りたたみスマホの進化といっても過言ではありません。
Pixel 10 Pro Foldには、10年以上の折りたたみ動作に耐えられる耐久性と感触を改良した新しいヒンジを搭載。実現が難しいIP68等級の防水・防塵に折りたたみスマホとして初めて対応しています。
さらにヒンジの薄型化によって、本体外側のアウターディスプレイが横に広がりました。これにより、画面サイズは6.3インチから6.4インチにわずかに拡大しています。
Pixel 9 Pro Foldは左手で操作すると、タッチエリアまで距離が遠く感じることがありましたが、最新モデルは手元により近づくため操作しやすくなっています。

本体を開くと巨大な8インチのインナーディスプレイが姿を表します。
映画やスポーツ、ゲームをフルスクリーンで表示して迫力のある映像で楽しめるだけでなく、複数のアプリを同時に並べてマルチタスキングで作業を効率化したり、スポーツを見ながらSNSで実況を楽しむこともできます。
Pixel 10 Pro Foldで大きく改善されたマルチタスキング機能は、より自由に画面を分割できるようになりました。
マルチタスクを支えるメモリは大容量の16GBを搭載。チップセットは最新の「Google Tensor G5」で、Tensor史上最大のアップグレードによって、飛躍的な性能アップを遂げたGoogle Pixel史上最速のチップです。
製造プロセスの変更によって電力効率も大幅に向上しました。
前モデルに比べて容量が10%アップした5,015mAhのバッテリーとの組み合わせで、通常使用で30時間以上、バッテリーセーバーモード使用時は最大100時間利用できます。
充電速度も最大30Wにパワーアップしました。
前作のPixel 9 Pro Foldは、コイルの配置関係で純正のワイヤレス充電器「Pixel Stand 2」に非対応でしたが、今作は新しいマグネットアクセサリ「Google Pixelsnap」を使って最大15W出力でワイヤレス充電が可能。
本体を開いた状態でもPixelsnap充電器 & スタンドを利用できるほか、Pixelsnapリングスタンドに立てかけてハンズフリーで動画視聴できます。
“折りたたみだからこそ”のカメラ機能
カメラは48メガピクセル広角+10.5メガピクセル超広角+10.8メガピクセル望遠レンズで構成されるトリプル仕様です。
最大20倍の超解像ズームとマクロフォーカスによる接写撮影で近くから遠くまで思い通りに撮影できます。
本体内側のフロントカメラが10メガピクセルに高画素化されたことで、高解像度でZoomなどのリモート会議に参加できます。
折りたたみスマホならではのカメラ機能も充実しています。Pixel 10 Pro Foldでは、新たに「インスタントビュー」が追加されました。
Pixel 10 Pro Foldの分割画面。左右の境界線の移動範囲が増えた
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) August 20, 2025
本体を開いた状態でカメラ撮影を行うと画面を半分に分割し、これから撮る写真のプレビュー画面と直前で撮った写真を左右に並べて撮影できます。
撮影場所を離れたあとに、写真を見返してみたら失敗していて後戻りできない、ということがなくなり、逆に最高の写真がすでに撮れているのに余計なシャッターを切ってしまうことがなくなります。

- デュアルスクリーンプレビュー:友だちを撮影する際に、本体の外側にもプレビュー画面を表示することで、友だちが自分の姿やポーズを確認しながら撮影できる機能
- 背面カメラセルフィ:本体外側の画面を自分に向けて、高画質なメインカメラで撮れる機能
- ハンズフリー撮影:いつでもどこでもハンズフリーで撮影が可能。三脚がなくてもブレなしで撮影可能。「OK Google、写真撮って」でリモートシャッターも
- こっちを見て:本体外側の画面に楽しいアニメーションを表示し、おかしな音を鳴らすことでカメラ目線で自然な笑顔を撮れる機能
Google Tensor G5による便利なAI編集
Google Tensor G5を組み合わせたAIによる撮影・編集機能も充実しています。
また写真が苦手な人は、カメラを向けるだけでGeminiがシーンを認識して、より良い写真を撮るために最適な撮影機能や構図を提案するサポート機能「カメラコーチ」も利用できます。
AIが撮り方を教えてくれる「カメラコーチ」📸
トレンドも考慮してどんなふうに撮りたいかGeminiモデルが提案。提案から選ぶと「カメラを上げて」→「2倍にズームして」と画角を指示してくれる
これヒットしそうな気がするけどどうかな🪄
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) August 20, 2025
最も良い表情を合成してベストな集合写真を撮れるベストテイクは、1回の撮影で記録した最大150枚の画像を分析し、その中からベストな表情を自動で選ぶ「オートベストテイク」に進化しています。


ストレージ容量は256GB/512GBの3種類。カラーバリエーションはMoonstoneとJadeの2色から選べます。
Pixel 10 Pro Foldは、本体を閉じればスマートフォン、本体を開けばコンパクトタブレットとして使える1台2役のデバイスです。
ポケットから取り出して急用を確認したら閉じたまま返信したり、移動中の電車では本体を開いて大画面で映画やスポーツを見たり、旅行先で撮った写真や動画の編集といった、これまでのスマホでは難しかった使い方が日常になる1台です。
Googleストアでは、購入特典として60,000円分のストアポイントがもらえるほか、下取り増額キャンペーンで最大107,700円が還元されます。予約が始まったこのタイミングでお得に購入しましょう。
Googleストアのほかにも、ソフトバンク、KDDI、ドコモからも発売されます。
スペック比較:Pixel 10 Pro Fold vs 9 Pro Fold
Pixel 10 Pro Fold | Pixel 9 Pro Fold | |
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デザイン | ||
素材 |
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サイズ |
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重さ | 258 g | 257 g |
カバーディスプレイ |
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メインディスプレイ |
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カメラ |
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フロントカメラ |
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撮影スタイル |
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写真機能 |
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動画機能 |
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チップセット |
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メモリ | 16GB | 16GB |
AI |
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バッテリー |
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ワイヤレス充電 |
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SIM |
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5G | ミリ波・Sub6 | ミリ波・Sub6 |
Wi-Fi |
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Bluetooth | 6.0 アンテナダイバーシティ | 5.3 および デュアルアンテナ |
FeliCa | ◯ | ◯ |
防水・防じん | IP68 | IPX8 |
USB | 3.2 Gen 2 | 3.2 Gen 2 |
セキュリティ |
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センサー |
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位置情報 |
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アップデート保証 |
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同梱品 |
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