更新:広告ブロッカーの問題でYouTubeが正常に表示されず。以前は読み込み遅延も
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。
YouTubeにアクセスしても空白のページが表示される不具合がredditにて多数報告されています。
これは多くの広告ブロッカーユーザーから寄せられたもの。Opera GXに標準搭載されている広告ブロックユーザーやアカウントにログインしたChromiumベースのブラウザなどから報告されています。
広告ブロッカーの不具合によってYouTubeが正常に利用できなくなるのは今回が初めてではなく、以前は動画の読み込みが遅くなったこともありました。
たまたまなのか良いヒントを得たのか、YouTubeはこの事象を正式に広告ブロッカー対策として取り込んでいます。
当初、YouTubeの広告ブロッカー対策とお伝えしましたが、広告ブロッカーの不具合でした。お詫びして訂正します。
2023年から広告ブロッカー対策を進めているYouTubeが新たなアンチ機能を導入しました。
これまでの対策は、広告ブロッカーを検出すると動画の再生を制限するものが中心でしたが、最新の仕組みでは動画のサムネイルすら表示させず、動画ページへアクセスしづらいように制限するものです。
不具合と勘違いするユーザー多数
この最新のアンチ機能によって、動画のサムネイルすら読み込まれず空白の画面が表示されるように。
これを不具合と勘違いした一部ユーザーが「YouTubeに不具合が起きている」「動画が見れない」とSNSで投稿。そうした障害報告を検知するサイト「Downdetector」のグラフも一時的に跳ね上がっています。
同サイトはユーザーの投稿を自動収集してフィード化しているため、広告ブロッカーユーザーが炙り出される形に。もちろん、中にはネットワーク障害など、YouTube以外の原因による報告も含まれています。
日本でも割安な広告を避けられるプランが登場
これまでYouTubeは広告ブロッカーの利用者に対して、動画再生時に広告の表示を許可するかYouTube Premiumに加入するかを促すポップアップを表示したり、動画の読み込みを遅くするなどさまざまな対策を講じてきました。
多くのユーザーは、単に煩わしい広告を見たくないという理由で広告ブロッカーを利用していますが、中には悪質な広告から身を守るためという人も一定数存在します。YouTubeとGoogleは広告の質を改善する責任があります。
ただ、広告を避ける手段は広告ブロッカーだけではありません。
YouTube Premiumに加入すれば、クリエイターにも収益が還元され、健全に広告を表示せず動画を視聴できます。
これまで月額料金が高い、不要な機能が多いから安くして、といった声もありましたが、ようやく日本でも割安な「YouTube Premium Lite」の試験提供が始まりました。
バックグラウンド再生など一部機能は利用できないものの、一部の動画を除いて広告なしで視聴可能。料金は月額780円で、通常のプランに比べて約29%も安くなっています。



















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