iOS7、着信拒否機能をサポート。盗難されたiPhoneの再利用も不可能に。
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

通話やメッセージ、FaceTimeの着信を拒否する機能が利用可能に
WWDC 2013の基調講演で使用された資料に「Phone, FaceTime and Messages blocking」の文字が記されていたようです。
Here is a list of features that weren’t talked about but we can expect when iOS 7 goes public this fall (expect more info when the iPhone beta releases today for developers).
(中略)
Phone, FaceTime and Message blocking
引用元:iOS 7 Features Apple Didn’t Get a Chance to Talk About Today [LIST]
現在のiPhoneでは電話がかかってきた時に「応答」と「拒否」のボタンが表示され、「拒否」を選択することで電話に出ないことはできますが、あらかじめ指定した電話番号からの着信を受け付けないといったことはできません。※auやソフトバンクが提供している月額105円の着信拒否サービスを契約することで利用が可能。
iOS7で対応されれば、月額105円/年額1260円を支払う必要がなくなるので、重宝しているユーザーにとっては嬉しい機能となりますね。
盗難されたiPhone、iPadの再利用ができなくなる
iOSには紛失したデバイスの現在位置を確認したり、画面ロックをかけられる「iPhoneを探す」機能が備えられているものの、この機能を無効にされてしまうとiPhoneに保存している個人情報にアクセスできてしまいます。
これに対応すべくiOS7では、iPhoneを探す機能が無効にされたり、iPhoneを初期化しても所有者のApple IDとパスワードを知らなければiPhoneを利用することができなくなるようです。
そのなかで特に興味深いのが「Activation Lock」だ。同社はこの新機能について詳細に説明しなかったが、Macソフトウェアエンジニアリングを率いるCraig Federighi氏によると、これは「iPhone」や「iPad」が不正にリセットされるのを防ぐためのものだという。
要するに、「Find My Phone」の追跡機能が無効化されたり、iPhoneが初期化されたりしても、盗んだ人物が所有者のApple IDとパスワードを知らなければ、そのデバイスは使用できないということだ。
iOS7でのセキュリティ強化によって、紛失したiPhoneを取り戻しやすくなるということではありませんが、プライバシーな情報にアクセスしにくくなるということですかね。
紛失した時に1番怖いのはiPhoneに保存している情報にアクセスされて、関係のない人にまで被害がおよぶことですから、利用する機会は少ないものの地味に嬉しい機能となりそうです。
コメントを残す