WWDCで発表されると噂される「iPhone」ですが、ソフトバンクモバイルから発売されるのではないかとWireless Watch Japanが報じています。
理由としては通信設備を借りて携帯電話事業を行う「MVNO」やドコモではレベニューシェアに対応できないのではないとしてソフトバンクモバイルからiPhoneが発売されるのではないかとしています。
ここにきてソフトバンクモバイル説が浮上。果たしてどこから発売されるのか。
[N] 「iPhone」のキャリアはソフトバンク?
この記事によると、ソフトバンクモバイルには他ブランドが携帯電話を展開するためのMVNOサービスがあるから」、「ドコモではレベニューシェアに対応できないのではないか」と翻訳しています。
しかし、NTTドコモにもMVNOは存在します。現に日本通信がNTTドコモのMVNOで携帯電話事業に参戦することを発表しています。さらに、MVNOというのはキャリアが独自に行っているわけではなく、総務省が発表した活性化プランに盛り込まれており半ば強制的に全キャリアが行っているというものです。
3G対応iPhoneは6月発表でソフトバンクモバイルから発売か – GIGAZINE
さらに、この記事によると、WWDCが行われる6月9日(日本時間6月10日)に、ソフトバンクモバイルが春夏モデルの発表とともにiPhoneの発売を発表する可能性があるとのことです。
ということで、Wireless Watch Japanが報じている記事にはなんの根拠もないということです。
ソフトバンクモバイルから発売されるという説があるとすれば、NTTドコモが「プラダフォンを発売する」と発表したことです。
全面タッチパネルを搭載したディスプレイを採用していることがモロにiPhoneと被っている端末を発表したことをAppleは良く思っていないはずです。それだけならまだしも、プラダフォンが7.2MbpsのHSDPAに対応している事がさらにAppleには良い印象を与えません。
5月27日に発表された「906iシリーズ」にさえ採用されていない7.2MbpsのHSDPAがコンセプトが被っている「プラダフォン」が対応しているのだから当たり前です。
このことを考えるとiPhoneがNTTドコモから発売されるのはちょっと難しいかもしれません。