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携帯電話メーカー、海外に進出する動き。

Yusuke Sakakura

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ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2014/10/11 23:24
携帯電話メーカー、海外に進出する動き。

しかし、メーカーの動きにはばらつきが見られ、国内トップメーカーとなったシャープが6月に「アクオスケータイ」を今月には名刺リーダー機能を備えた中国携帯電話市場に投入する中、他のメーカーはやや慎重的な動きを見せています。

そろそろ海外に進出していかなければ本当に日本の携帯電話は廃ってしまう。

携帯メーカー 国内飽和、海外へ 過去に失敗、慎重な社も:モバイルチャンネル – CNET Japan

この記事によると、日本国内の携帯電話契約数は1億を突破し飽和状態になる中、シャープや東芝のように海外進出の動きを盛んに見せるメーカーもあれば、NECとパナソニックなど2000年代初めに積極的に海外を展開したメーカーは慎重な動きを見せているとのこと。

NECやパナソニックは2000年代初めに海外進出を展開しましたが、結果としては失敗に終わっています。また、国内3位のシェアを誇る富士通は通信方式が統一されれば海外進出のチャンスがあるとしており、数年後には海外進出を目論んでいるようです。

日本の携帯電話市場を指す「ガラパゴス市場」とは。」というコラムを以前書きましたが、日本の携帯電話市場が完全に飽和状態になり初めて携帯電話を購入するユーザーでしか契約数を見込めなくなる前に、携帯電話メーカー各社が海外に進出していかなければ本当に日本の携帯電話市場はダメになってしまうのではないでしょうか?

「ダメ」になるというのは、携帯電話が売れなくなることにより日本の各メーカーが携帯電話の開発に費用を投じることが出来なくなり、日本の携帯電話市場が海外メーカーに浸食されてしまうということです。

本当ならばNECやパナソニックが海外に進出をしかけた2000年から飽和状態になるまでに海外市場である程度のシェアを確立しておきたかったのでしょうが、当時トップメーカーだったNECやパナソニックが失敗に終わったことによって各メーカーともに様子見でここまで来てしまいました。

既に遅いのかも知れませんが、富士通が言うように通信方式が統一してからが本当の勝負になるのかもしれませんね。

ちなみに、国内と世界のシェアはこのようになっています。

■日本国内1位 – シャープ:21.8%2位 – パナソニックモバイルコミュニケーションズ:17.1%3位 – 富士通:13.6%4位 – NEC:13.6%5位 – 東芝:8.9%

■世界1位 – ノキア:39.9%2位 – サムスン電子:14.9%3位 – モトローラ:9.2%4位 – LG電子:9.1%5位 – ソニーエリクソン:8.0%

コメント
  • 匿名
    17年前
    ここのブログには笑わせてもらったw KCP+道場 http://blog.auone.jp/kcp2/ >海外の壁は厚いもん。 >ていうか日本が一番成功しやすいんだから。 >某ちゃんねるだと海外に行けるキャリアが勝ち!みたいな >トンデモ理論が展開されてて笑っちゃいますよね。 そのうち、日本の携帯市場が~、じゃなくて、 au及びKDDIがガラパゴスになるじゃね? WiMAXもLTEにおされて、流行りそうもないしな~
  • エビス丸
    17年前
    今や日本の人口とほぼ同じ数の回線がつながったとは… すごいですね(驚)
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