cheero、モバイルバッテリー「cheero Flat 10000mAh」のリコール再案内。JR山手線発火事故が影響か
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

モバイルバッテリーの老舗ブランド「cheero」を展開するティ・アール・エイが製品回収を再度呼びかけています。
対象のモバイルバッテリーは2019年12月から2021年8月まで販売されていた「cheero Flat 10000mAh」です。
この製品は「バッテリー本体を充電中に発火する重大製品事故が発生したため」として、2023年6月に39,300台全数を対象としたリコールが案内されていました。
リコールから2年が経過した今、再度呼びかけを行っているのは、先日20日にJR山手線で起きたモバイルバッテリーの発火事故を受けた対応と思われます。
こうした発火事故の際は、製品を特定する動きが毎回起きますが、本体が燃えた場合、報道映像やSNSに投稿された映像から特定することは困難です。
ただ今回はNHKが捜査関係者への取材をもとに、発火したモバイルバッテリーが、2021年8月までの1年8ヶ月のあいだに約39,000台が出荷されたリコール対象製品だったと報じたことで「cheero Flat 10000mAh」の可能性が高いと判断することができました。
ただし、現段階では可能性に過ぎず、販売会社も自社製品であることを特定できていないことから、直接的に関与している表現を避けつつリコールを再案内しているものと思われます。
【重要なお知らせ】2023年6月から呼びかけております、リコール対象の弊社モバイルバッテリー「cheero Flat 10000mAh」につきまして、引き続き回収を受け付けております。 安全のためご協力をお願いします。 詳細は以下リンクよりご確認ください。https://t.co/hyJa53Vwsg pic.twitter.com/mdTuztFcml
— cheero (チーロ) 【公式】 (@cheeromart) July 22, 2025
「cheero Flat 10000mAh」を現在も使用している、購入後に廃棄していない場合は、回収受付フォームから申し込むようにしましょう。
なお、先月にはAnkerも4製品を対象とする自主回収を発表しているため、使用しているまたは過去に購入したことのあるモバイルバッテリーが回収対象になっていないかチェックしてみてください。
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