今度はハンディファンの発火で火災事故。充電中に発火か、粗悪品や落下後の使用にも注意
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。
東京・品川区のマンションで、出火原因がハンディファンと見られる火災が発生しました。
ハンディファンには、スマートフォンやモバイルバッテリーと同様にリチウムイオン電池が使用されています。小型で高性能な反面、取り扱いを誤ると発火や爆発につながるリスクがあります。
リチウムイオン電池を搭載した製品をめぐっては、先日もJR山手線の車内でモバイルバッテリーが発火し、乗客5人がけがをする事故が発生したばかりです。
ハンディファンを安全に利用するために必要なこと
今回の火災では、ハンディファンを充電していたタイミングで発火したと見られています。
充電中は本体の温度が上昇しやすく、バッテリーが過熱することで保護回路が正常に作動せず、発火に至った可能性などが考えられます。
また、NITE(製品評価技術基盤機構)は、ハンディファンやモバイルバッテリーを地面に落とすなどして、バッテリーに強い衝撃が加わると、内部が破損し、破裂や発火に至るおそれがあるとして、使用を中止するよう呼びかけています。

使用上の問題だけでなく、購入した製品自体が粗悪品だった可能性も否定できません。
同じリチウムイオン電池を搭載した製品でも、モバイルバッテリーには、信頼できるメーカーやブランドが存在する一方で、ハンディファンは聞き慣れないメーカーの製品が多く出回っています。
NITEは、こうした火災事故を防ぐために、リチウムイオン電池を搭載した製品を購入する際には、連絡先が確かなメーカーや販売店であることや、リコール対象品ではないことを事前に確認することを呼びかけています。
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