電気通信事業者協会(TCA)が2008年12月末の携帯電話とPHSの契約数と2008年の年間純増数を発表しました。携帯電話とPHSを合わせた累計契約数は1億1039万5000件となり、携帯電話のみの累計契約数は1億582万5200件となりました。11月の契約数から約40万200件の純増となっています。
キャリア別の純増数ではソフトバンクモバイルが13万5200件で1位、NTTドコモが12万400件で2位、イー・モバイルが10万8600件で3位、auが3万6000件で4位となっています。
NTTドコモとイー・モバイルの躍進が光った12月。
事業者別契約数(2008年12月末現在)|社団法人 電気通信事業者協会(TCA)
全キャリアが純増。NTTドコモが好調な模様。
キャリア別に純増数を先月と比較すると、ソフトバンクモバイルが+2万2200件、NTTドコモが+5万5300件、イー・モバイルが+1万1300件、auが+2万200件となりました。光るのはNTTドコモの+5万5300件。2008年秋冬モデルが相対的に好調であることがそのまま純増数を引き上げているようです。
MNPでは、NTTドコモが初の転入超過。
2008年12月のMNP利用状況は、ソフトバンクモバイルが+1万件、NTTドコモが+1200件、イー・モバイルが+500件、auが-1万1700件となっています。NTTドコモがMNP開始以来初の転入超過になったことは昨日お伝えした通りなんですが、目立つのは1キャリアだけ転出超過となったau。着うたフルプラスなど新たなサービスや端末を投入したものの好調には繋がらなかったようです。
NTTドコモがソフトバンクモバイルに迫る・・・。
20ヶ月連続純増数1位となったソフトバンクモバイルですが、NTTドコモとイー・モバイルが迫ってきています。来月こそ勝負の月となりそうなんですが、今月29日に発表する2009年春モデルの発表会で既存のユーザーを囲い込めるか、転入をどれだけ得られるモデルを発表できるかが21ヶ月連続純増数1位を獲得する鍵となりそうです。