電気通信事業者協会(TCA)が2009年7月末時点の携帯電話とPHSの契約数を発表しました。
携帯電話の累計契約数は1億884万5900件となりました。6月の契約数から約35万7200件の純増となっています。
キャリア別の純増数ではNTTドコモが14万3600件で首位、ソフトバンクモバイルが13万7600件で2位、イー・モバイルが7万6100件で3位、auが5万6600件で4位となりました。
ついにソフトバンクモバイルを抜いてNTTドコモが純増数1位に!
事業者別契約数(2009年07月末現在)|社団法人 電気通信事業者協会(TCA)
イー・モバイルが唯一先月比純増数マイナス。
各キャリアの先月比純増数は、NTTドコモが+3万1200件、ソフトバンクモバイルが+2万4700件、イー・モバイルが-1万5500件、auが+1万2800件となりました。基本的に全キャリアが先月と比較して純増数をアップできましたが、イー・モバイルが唯一マイナスとなってしまいました。HSPA+をスタートさせたものの、開始日が7月24日だったため純増アップに大きくつなげる事ができなかった様です。
iPhone 3GSが大きく影響したMNP
MNPの利用状況はNTTドコモが-1万1200件、ソフトバンクモバイルが+9200件、イー・モバイルが-200件、auが2200件となっています。ソフトバンクモバイルは「iPhone 3GS」の影響で大きく純増数をアップできたと言えます。依然としてNTTドコモは転出を抑えられない状況です。
月額1000円から利用出来る「定額データプラン」が好調。
NTTドコモが3年ぶりに純増数1位にたてた理由として同社の広報部では「6~7月に新機種が出そろったことに加え、7月1日に月額1000円から利用できる『定額データプラン』を開始したことで、データ通信サービスを契約するお客様が多かった」とコメントしています。7月10日に発売したAndroidケータイ「HT-03A」については、キャリア別ランキングで初登場1位を獲得したものの、それ以降は順位を落とす結果となり、純増数には大きく貢献してない様に思えます。
対して「SH-06A」やエヴァンゲリオンケータイ「SH-06A NERV」は発売から今日まで首位をキープしており、純増数アップに大きく貢献する結果となりました。