ドコモ、来年3月までに20機種以上の新モデルを発売。
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

NTTドコモの中村維夫社長が定例会見で、今年度下期に20機種以上の新端末を出すと話した。
その20機種以上の新モデルの内訳としては、903iシリーズを6機種。カメラ機能がないSIMPUREシリーズが2機種。キッズケータイ「SA800i」のカラーバリエーション1機種。70xiシリーズ10機種。ワンセグケータイ3機種が含まれるほか、HSDPA端末も2機種発売する予定としています。その他にもビジネスケータイである「N900iL」の後継機種を来年早々にもリリースする準備をしているようです。
当初、秋冬モデルにワンセグケータイを投入しようとしていましたが、ずれ込んだようですね。
新機種リリースの少ないドコモが今年は、年間約50機種を投入予定です。
中村社長自らが、新端末投入計画を、機種数まで事前に発表するのは異例のことです。10月24日に開始されるナンバーポータビリティを前に他2キャリアが相次いで新端末を発表しました。これに対し、ドコモも戦略的な新端末の準備をしていることを強調した格好です。
ナンバーポータビリティにおいての各キャリアの戦略はたぶんこうでしょう。
・DoCoMoナンバーポータビリティによってユーザーが大移動することはないと話しました。新機種をMNPの前にリリースすることによってユーザーを獲得するよりも「これからDoCoMoはこんな風に新機種を投入していきますよ」というようにDoCoMoユーザーの他キャリアへの移動を防ごうといった戦略ですね。
・au、vodafoneMNPを前に新機種を発表、リリースすることにより他のキャリア(特にユーザー数が最多数であるDoCoMoから)からユーザーを自キャリアへ連れ込もうといった戦略といえると思います。
DoCoMoの戦略が吉と出るのでしょうか?MNPによってキャリア変更を決めているのは全キャリア通じて2割程度だそうです。
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