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iPhoneとAndroidにユーザーの入力したテキストやキー操作などを記録・送信する機能が見つかる。

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Yusuke Sakakura更新日:2014/10/11 23:25
iPhoneとAndroidにユーザーの入力したテキストやキー操作などを記録・送信する機能が見つかる。

「Carrier IQ」が携帯電話のメーカーやキャリア向けに提供しているユーザーの利用状況を解析するツールがAndroidとiOSを搭載したスマートフォン等に搭載されていることが明らかになりました。

現在INFOBAR A01やHTC EVO WiMAXでのインストールが確認されています。

情報元1:AndroidとiOS、プライバシーを丸裸にするソフトが仕込まれていたことが発覚 -INTERNET Watch
情報元2:Android端末で見つかったCarrier IQソフト、「iPhone」にもか–ユーザー情報を送信 – CNET Japan

CNETがCarrier IQの解析ツールがAndroidに搭載されていることを明らかにし、さらにはiPhoneのハッカーがiOS 3以降の全てのiOSで同ツールが動いていることを明らかにしています。

両スマートフォンに搭載された解析ツールでは、ユーザーの操作のほぼ全てを記録することができ、さらには記録された情報の送信までも可能になっているようです。

ただし、同ツールの搭載状況はキャリアやメーカー、提供エリアによって大きく異なっているようで、AndroidではOSに標準搭載されているわけではなく、キャリアの要請により搭載されているとのこと。

日本製のAndroidでツールの搭載が確認されているものもあり。
アメリカでは、AT&TやSprintのHTC、Samsung製の端末には搭載されているものの、Verizon製の端末や日本でも人気を誇る「Xperia」シリーズの製造を手がけるソニーエリクソン製の端末においても解析ツールの搭載はされていないとのこと。

さらに、Googleが他メーカーと共同開発を手がける「Nexus」シリーズにもツールは搭載されていないようです。

また、日本で販売されている端末ではシャープ製の「INFOBAR A01」やHTC製の「HTC EVO WiMAX」において解析ツールが搭載されていることが確認されています。ドコモではキャリアからインストールの指示は行っていないものの、メーカーがインストールしていないか調査中のようです。ソフトバンクモバイルについても調査中としています。

iOSでは全世界の端末にツールが搭載。ただし、ON/OFF機能もあり。
iOSでは日本製であってもiOS 3以降では解析ツールが標準搭載されているため、世界中で販売されている全ての端末に影響があります。

ただし、iOSのユーザー操作を記録・送信する機能にはON/OFF機能が付いていて、iOS 5ではデフォルトOFF、iOS 4以前ではデフォルトONになっている、なっていたようです。

また、ONになっていたとしても設定→一般→情報→診断/使用状況にて送信しないにチェックを入れれば解析されたデータは送信されません。


さらに、Appleではツールによって記録されたデータを今後のアップデートで全て削除するとしています。

Androidの場合は恐らくキャリアより発表される調査結果を待つしかありません。iOSについては早急に上記の設定をOFFにしておいた方が良いですね。
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