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また1社携帯電話事業から撤退することとなりました。富士通は富士通東芝モバイルコミュニケーションズの完全子会社化と社名を「富士通モバイルコミュニケーションズ」に変更したことを発表しました。
富士通と東芝は2010年10月にauの携帯電話を開発・販売を手がけるため「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」を設立。
会社設立からこれまで富士通は80.1%の株式を保有していましたが、富士通は東芝から残りの19.9%の株式を譲り受け富士通の完全子会社としました。
社名が変更になったこれからもauの携帯電話を開発するとしており、東芝のブランド「REGZA Phone」については今後も継続することを明らかにしています。
東芝はこれに伴い、携帯電話事業を手がける会社を持たなくなり、携帯電話事業から完全に撤退することになります。
日本のメーカーが日本の携帯電話市場から撤退するのは2008年の三洋電機以来でしょうか。
日本の携帯電話市場が飽和状態になったことから各社の売上は落ち込んでいましたが、スマートフォンブームによって多少は持ち直した、もののグローバルモデルに勝てずどこのメーカーも苦しんでいるようですね。
デザインセンスはお世辞にも良いとは言えませんでしたが、思い返せば東芝はQVGA液晶とかEV-DO Rev.AとかBREWなど他メーカーよりもいち早く端末に取り入れていましたね。
個人的には携帯電話に初めてHDDを搭載した「MUSIC-HDD W41T」が印象的でしたね。
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富士通による富士通東芝モバイルコミュニケーションズの完全子会社化に関するお知らせ : 富士通