The Android Showが5月14日2時から開催。Android 16を正式発表か

auとソフトバンクの「4年縛り」が独占禁止法に違反の恐れ

Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura

ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2018/06/22 10:59
auとソフトバンクの「4年縛り」が独占禁止法に違反の恐れ

auとソフトバンクが昨年から提供しているiPhoneやAndroidスマートフォンを半額で購入できるプログラムが独占禁止法に違反する恐れがあると判断され、公正取引委員会が是正を促すようだ。

問題のプログラムではiPhoneなどのスマートフォンを4年間の分割契約で購入し、2年後に機種変更して端末を返すと、未払い分を支払わずに最新機種を購入できる。

顧客の長期囲い込みで独禁法違反の恐れ

公正取引委員会は携帯各社が提供するiPhoneなどのスマートフォンを半額で購入できるプログラムが長期間の顧客の囲い込みとなり競争を不正に阻害していないか調査したところ独占禁止法上、問題となるおそれがあるとして是正を促すことがNHKニュースの報道で明らかになった。

問題とされているのはauの「アップグレードプログラムEX」とソフトバンクの「半額サポート for iPhone」、「半額サポート for Android」だ。

例えば、auの「アップグレードプログラムEX」は48回払いで端末を購入し24回の支払いを終えて機種変更すると、現在利用している機種の回収と同プログラムの再加入によって端末代金の未払い分を払わずに最新機種に買い換えられるため、利用していた端末代金が最大半額になる。

端末代金を半額支払えば残金が0円になる「アップグレードプログラムEX」

端末代金を半額支払うと残金が0円になる「アップグレードプログラムEX」

一方、プログラムに再加入しない場合は割引が適用されず、多額の端末代金を支払う必要があるため利用者は他社への乗り換えが難しくなる。公正取引委員会は消費者の選択が制限され、長期間の顧客囲い込みにつながるため独占禁止法上問題になる恐れがあると判断したようだ。

なお、ドコモは「機種変更応援プログラムプラス」と「機種変更応援プログラム」を提供しているが、24回払いであることや機種変更時に再加入の必要もないため4年縛りには該当しない。

投稿規約
  • チャットサポートではないので質問は必ず記事を読んでから投稿してください。
  • 迅速な回答のために、質問する際は状況を細かく書いてください。最低限、画面にどういったメッセージが表示されているのかは必要です。
  • コメントに誹謗中傷を含む場合は、発信者情報開示請求を行います。
  • 攻撃的・侮辱的・過激・不快な表現を含む場合はIPアドレスを公開します。
  • VPNを使った書き込みおよび連投は承認されません。

コメントを残す

(任意)

あなたにおすすめ