電気通信事業者協会(TCA)が2013年8月度の携帯電話・PHSの契約数を発表しました。純増数はソフトバンクが25万300件で1年8ヶ月で首位を獲得、MNPはauが8万7700件のプラスとなりました。
auはMNPで23ヶ月連続首位を獲得
TCAの発表によると、新規契約から解約を差し引いた純増数は、ソフトバンクモバイルが25万300件で1位、auが20万9200件で2位、ドコモが4万3000件で3位となったようです。ドコモは先月比で-12万9500件となりましたが、2ヶ月連続で純増を記録しています。
純増数にはフォトフレームなどの通信モジュールも含められていますが、これらを差し引くとソフトバンクモバイルが17万5200件、auが20万3100件、ドコモが6700件となり、携帯電話やスマートフォン、タブレットの純増数に限定すると、auがソフトバンクモバイルを上回ることになります。
また、MNPでは、auが+8万7700件、ソフトバンクモバイルが+5万6800件、唯一NTTドコモが-14万5000件となりました。これにより、auは1年11ヶ月連続でMNP首位を獲得、一方、NTTドコモは4年7ヶ月連続でマイナスを記録することとなりました。
ツートップで止まらなかったドコモのMNP転出超過
純増数では2ヶ月連続で純増を記録して一定の成果をあげましたが、MNPについては毎月の利用料金から合計2万円を割り引くキャンペーンを打ち出したものの、4年6ヶ月続いた転出超過を止めることはできませんでした。本日、ドコモからのiPhone販売報道がありましたが、次期iPhoneは9月20日にも発売されると噂されており、来月公表される2013年9月度の純増数およびMNPにも反映されます。
これまで海外で人気のグローバルモデルやドコモのイチオシ、そしてツートップといった製品で既存ユーザーの囲い込みを狙ったものの、MNPには結びつきませんでしたが、ドコモからiPhoneが発売されることで2009年2月(2008年7月にはiPhone 3Gが発売)より続いているMNPの転出超過をストップさせることができるのでしょうか。
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