
これまで繋がらないと言われていたauのLTEですが、iPhone 5sとiPhone 5cについては800MHz帯のLTEに対応したことで劇的に改善され、Twitterでも購入者から喜びの声が挙がっています。
僕の場合はiPhone 5のころからあまりauのLTEに不満が無く、iPhone 5sにしてからもそこまで効果があったようには感じていないので「プラシーボ効果なんじゃないの?」と疑っていたのでちょっくら目に見える形で確認してみました。
auのiPhone 5sとiPhone 5cで800MHz帯のLTEに繋がっているか確認する方法
まずは、Wi-FiをオフにしてLTEをオンにして、LTEにつながっていることを確認しておきましょう。通話アプリを起動して「*3001#12345#*」と入力して(コピペでもOK)発信ボタンを押します。
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するとフィールドテストが起動するので「Serving Cell Info」をタップします。
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後はFreq Band Indicatorの値を確認するだけ。「18」と表示されていればLTEのバンド18、つまり800MHzのLTEに接続されていることがわかります。2.1GHzの場合は「1」と表示されます。
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上の計測結果は自宅で試したもの。僕も800MHz帯のLTEの恩恵を受けていることがわかりました!プラシーボ効果とか言ってごめんなさい!
早速、通信速度を計測してみると5回計測して下りは30Mbps前後、上りは10Mbps以上、pingは30~50msを計測していて確かにこれまでよりも速くなっていることがわかりました。
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800MHz帯のLTEは何が良いのか
800MHz!800MHz!と騒ぎ立ててるけど、結局何が良いの?って方のために軽く説明をば。auが提供しているLTEは800MHz帯、1.5GHz帯、2.1GHz帯と3つの周波数帯で提供されています。
2013年8月17日時点のそれぞれの周波数帯の基地局許可免許数は3.2万局、0.6万局、2.5万局となっており、800MHz帯の基地局数が最も多く、周波数帯の特性上、障害物などにも強いことからエリア面で2.1GHz帯よりも800MHz帯の方が断然有利になります。
また、2.1GHz帯は5MHz幅や10MHz幅、15MHz幅、20MHz幅といった4つの帯域幅で提供されており、通信速度はそれぞれ下り最大35Mbps、75Mbps、112.5Mbps、150Mbpsで提供されているものの(iPhone 5/5s/5cは下り100Mbpsまでしかサポートしていません)、実人口カバー率は下り最大35Mbpsの5MHz幅が72%、10MHz幅が31%、それ以外は10%未満となっており、2.1GHz帯のLTEでは下り35Mbpsで使えることがほとんどです。
一方、800MHz帯は10MHz幅でのみ提供され、通信速度は下り最大75Mbpsであるため、800MHz帯のLTEでは安定して高い通信速度でiPhoneを利用することができます。
つまり、現時点では800MHz帯のLTEはエリアでも通信速度でも2.1GHz帯のLTEよりも優れているということになります。
iPhone 5sやiPhone 5cを購入した方は一度、自分の家や通勤経路、職場でどの周波数帯のLTEに繋がっているか確認してみると良いかもしれませんね。
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