iPhoneのバッテリー交換方法・値段まとめ。寿命を長持ちさせる方法も

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Yusuke Sakakura

iPhoneのバッテリー交換方法・値段まとめ。寿命を長持ちさせる方法も

Credit: iFixit

iPhoneの充電を繰り返したり、充電しながらゲームをしたり、電池が100%の状態で使い続けるとバッテリーに負荷がかかって劣化していきます。

バッテリーが劣化すると最大容量が減るため電池持ちが悪くなり、iPhoneの性能が低下したり、強制的に終了する現象が発生することもあります。

この記事では今使っているiPhoneのバッテリーがどれぐらい消耗しているのか確認する方法とバッテリーの交換費用、バッテリーの寿命を長くする方法をまとめています。

目次

バッテリーが劣化するとiPhoneの性能も低下する

バッテリーが劣化するとiPhoneの性能が低下する

スマートフォンのバッテリーは消耗品のため、合計の充電時間や充電回数、充電および保存方法によって劣化して充電能力が低下します。

バッテリーが劣化すると電池持ちが悪化するだけではなくスマートフォンが突然終了することもあります。極端な場合は突然終了する現象が頻繁に繰り返されてスマートフォンが使えなくなることもあります。

この現象を防ぐためにAppleは「iOS 10.2.1」を2017年1月にリリースしてiPhoneの性能を動的に管理するアップデートを実施しました。「性能を動的に管理する」とは、意図的にiPhoneの性能を低下させるというもの。これによってiPhoneの性能が低下します。

性能を動的に管理する機能が動作した場合、以下のような事象が発生します。

なお、iPhone 11シリーズ以降では、新しいソフトウェア/ハードウェアが組み込まれたことで、バッテリーが劣化してもiPhoneの性能低下が軽減するようになっています。

バッテリー劣化によって起こること
  • アプリの起動に時間がかかる
  • スクロール中のフレームレートが低くなる(スクロールがぎこちなくなる)
  • バックライトが暗くなる (設定の変更は可)
  • スピーカーの音量が小さくなる
  • 一部のアプリでフレームレートが徐々に低下する(画面がもたつく)
  • カメラのフラッシュが使用できなくなる
  • バックグラウンドで更新されるはずのアプリが起動中に再読み込みされる

上記のような性能低下はバッテリーの劣化状態によって発生するため、バッテリーを交換すれば発生しなくなります。Appleサポートに問い合わせたところ性能低下が発生するのはバッテリーが80%未満に劣化してからとのこと。iPhoneの場合は0%から100%のフル充電を500回以上繰り返すと約80%に劣化します。

iPhoneのバッテリー状態を確認する

iPhoneの強制終了を防ぐための性能低下はバッテリーの劣化状況(80%未満)によって発生します。また、Apple Care+を利用してiPhoneのバッテリーを無償で交換する場合も80%未満である必要があります。

iPhoneの電池持ちが悪くなったと感じる場合はバッテリーがどれぐらい劣化しているのか事前に調べておきましょう。

  1. STEP 1

    iPhoneの設定画面を開く

    iPhoneのバッテリー状態は設定画面から確認できます。

    iPhoneの設定画面を開く

  2. STEP 2

    バッテリーを選択

    画面を下にスクロールして「バッテリー」に進みましょう。

    バッテリーを選択

  3. STEP 3

    バッテリーの状態に進む

    低電力モードの下にある「バッテリーの状態」を選択します。

    バッテリーの状態に進む

  4. STEP 4

    最大容量を確認する

    “バッテリーに関する重要なメッセージ”と“最大容量”を確認します。「お使いのバッテリーは著しく劣化しています」と表示されていて、最大容量が80%以下の場合はバッテリーの交換が推奨されます。必ずしも必要ではありません。

    最大容量を確認する

iPhoneのバッテリー交換費用

バッテリーの交換費用

iPhoneのバッテリーは無料または有料で交換できます。

無料で交換できるのはiPhoneの購入から1年以内、または保証サービス「AppleCare+ for iPhone」の保証期間内である場合のみ。それ以外は有償修理です。なお、バッテリーを無料交換できるのはバッテリーの性能が80%未満の場合に限定されているので必ず事前にバッテリーの状態を確認しましょう。

AppleCareに加入しているか確認する方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

機種名保証対象外AppleCare+加入時
iPhone 12 / 12 Pro 8,140円 0円
iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max
iPhone XS / XS Max / XR
iPhone X
iPhone SE(第2世代)5,940円
iPhone 8 / 8 Plus
iPhone 7 / 7 Plus
iPhone 6s / 6s Plus
iPhone 6 / 6 Plus
iPhone SE
上記以外の対象モデル

【終了】「iPhone 6s」のバッテリー無料交換プログラム

iPhoneのバッテリー状態を診断する - Macでバッテリー診断

Appleは、iPhone 6sが突然シャットダウンする問題があるとしてバッテリーの無料交換プログラムを2016年11月に発表しました。

無料交換プログラムの対象であればiPhone 6sのバッテリーを無料で交換可能。対象になっているのは2015年9月から10月までの間に製造されたシリアル番号が特定の範囲内にあるデバイスのみ。

現在利用しているiPhone 6sがプログラムの対象かどうかはプログラム専用ページにアクセスしてシリアル番号を入力すると確認できます。なお、プログラムの提供時期は“iPhone本体の最初の小売販売日から3年間”と案内されていて2018年9月25日にプログラムが終了しました。

【終了】iPhone 6以降なら期間限定で交換費用を値下げ

iPhone 6以降なら期間限定で交換費用を値下げ

バッテリー劣化によってiPhoneの性能を意図的に低下させていた問題でAppleは謝罪と共にiPhone 6以降のバッテリー交換費用を2018年1月から12月まで値下げすると発表しました。

保証対象外のバッテリー交換費用は8,800円でしたが、期間限定の値下げによって5,600円減額され、3,200円でバッテリーを交換することが可能でした。通常、バッテリーを交換する場合は性能が80%未満である必要があるが、80%以上でも交換できました。現在は終了しています。

iPhoneのバッテリーを交換する

iPhoneのバッテリーを交換する

iPhoneのバッテリーを交換するには直営店のApple StoreまたはApple正規サービス・プロバイダに持ち込むか配送修理が必要です。

なお、バッテリー交換を申し込む前にバッテリーの在庫があるか確認する必要があります。iPhoneの不具合や欠陥等で交換費用が値下げされたり、無料交換できるプログラムが実施されている場合は在庫不足になっていて修理できないことがあります。

実際にiPhone 6sのバッテリー無料交換プログラムや性能低下による交換費用の値下げ直後にバッテリーが在庫不足になって数週間〜数ヶ月待つことになった人が続出しました。

せっかく予約しても店舗にバッテリーの在庫がない場合は修理ができず、バッテリーの予約だけをして帰ることになってしまいます。特に配送修理の場合は何ヶ月も返ってこないことになるので注意しましょう。

配送修理でバッテリーを交換する

  1. STEP 1

    Appleサポートにアクセス

    Appleサポートにアクセスして「iPhone」を選択します。

    Appleサポートにアクセス

  2. STEP 2

    バッテリー交換を申し込む

    「バッテリーと充電」をタップして「バッテリー交換」を選択しましょう。

    バッテリー交換を申し込むバッテリー交換を申し込む

  3. STEP 3

    チャットを選択する

    画面を下にスクロールして「チャット」を選びます

    チャットを選択する

  4. STEP 4

    修理するiPhoneを選択する

    シリアル番号を入力するか、表示されている製品を選択します。

    修理するiPhoneを選択する

  5. STEP 5

    交換修理を申し込む

    姓名とメールアドレスを入力して「続ける」ボタンを押すとチャットがスタートします。ポップアップでオーディオ通知の確認が表示されたら「通知を受信する」をタップします。

    交換修理を申し込む交換修理を申し込む

  6. STEP 6

    案内どおり手続きを進めていく

    「iPhone Xのバッテリー交換をしたいです。配送修理を希望します」などと入力しましょう。あとはオペレーターの案内に応じて手続きを進めていくと配送修理の受付が完了します。

    案内どおり手続きを進めていく

持ち込みでバッテリーを交換する

  1. STEP 1

    Appleサポートにアクセス

    Appleサポートにアクセスして「iPhone」を選択します。

    Appleサポートにアクセス

  2. STEP 2

    バッテリー交換を申し込む

    「バッテリーと充電」をタップして「バッテリー交換」を選択しましょう。

    バッテリー交換を申し込むバッテリー交換を申し込む

  3. STEP 3

    チャットを選択する

    画面を下にスクロールして「持ち込み修理」を選びます

    チャットを選択する

  4. STEP 4

    修理するiPhoneを選択する

    シリアル番号を入力するか、表示されている製品を選択します。

    修理するiPhoneを選択する

  5. STEP 5

    修理店舗を探す

    ストアを検索が“現在地”になっていることを確認して「続ける」をタップして位置情報の送信を許可します。

    修理店舗を探す修理店舗を探す

  6. STEP 6

    修理店舗・時間を決める

    近くのApple StoreおよびApple正規サービス・プロバイダが表示されているので選択して日付を時間を入力します。

    修理店舗・時間を決める修理店舗・時間を決める

  7. STEP 7

    交換修理を申し込む

    電話番号を入力して「予約を確認する」ボタンをタップすると、すぐに電話で折り返しが来るので案内に合わせて交換修理を予約してください。この時にバッテリーの在庫があるか、即日修理が可能か確認できます。

    交換修理を申し込む

バッテリー交換前にバックアップが必要

iPhoneのバッテリーを交換する前に必ずバックアップを取っておきましょう。忘れた場合は修理によってデータが初期化されても文句は言えません。場合によってはApple Storeの持ち込み修理を予約してもそのまま帰宅することになります。iCloudを利用したバックアップ方法は以下のとおりです。

  1. STEP 1

    iPhoneの設定画面を開く

    iPhoneのiCloudバックアップは設定画面から実行できます。

    iPhoneの設定画面を開く

  2. STEP 2

    Apple IDに進む

    設定画面の一番上にあるApple IDを選択します。

    Apple IDに進む

  3. STEP 3

    iCloudを選択する

    「iCloud」を選択後、画面を下にスクロールして「iCloudバックアップ」に進みます。

    iCloudを選択するiCloudを選択する

  4. STEP 4

    iCloudでバックアップする

    「iCloudバックアップ」のスイッチをオンにしたあと「今すぐバックアップを作成」をタップしてiPhoneを充電してWi-Fiに接続後、画面をロックするとバックアップがスタートします。

    iCloudでバックアップする

iTunesバックアップなど詳しい手順は以下の記事で解説しています。

iPhoneのバッテリー寿命を長持ちさせる方法

iPhoneのバッテリーを交換する

バッテリーの寿命を長くするには最適な環境で利用する必要があります。

大事なのは温度。Appleは最適な周囲温度について16°C~22°Cと説明していて、35°Cを超える場合はバッテリー容量に回復不能な損傷を与える可能性があるとしています。バッテリーが回復不能な損傷を受けた場合は、充電容量が低下して電池持ちが悪化したり、iPhoneが強制終了する現象が頻発したり、iPhoneの性能が低下することもあります。

iPhoneを高温になる車の中に放置したり、ヒーターなど熱源の近くに放置したり、熱がこもるバッグの中やポケットに入れたままiPhoneを充電すると周囲温度が上がるため注意が必要です。

ほかにも充電を繰り返したり、iPhoneを充電しながら動画を見たり、100%の状態をキープしたまま充電を続けるとバッテリーに損傷が加わります。iPhoneでは100%の状態をキープしたまま充電しないように「バッテリー充電の最適化」という機能が備わっているので、以下の手順を参考に設定画面でオンにしておきましょう。

ちなみに、低温の環境下でiPhoneを利用すると一時的にバッテリー持ちが悪くなることがありますが、バッテリーに損傷が加わることはなく、適切な周囲温度に戻ることで正常に利用できます。

バッテリーの寿命を長くする方法
  • 高温な環境にiPhoneを放置しない
  • 充電しながら動画を見たり、ゲームをしない
  • バッテリー充電の最適化をオンにする
  • iPhoneのバッテリー残量が100%になったら充電をやめる
  • なるべくバッテリーの充電回数を減らす
  1. STEP 1

    iPhoneの設定画面を開く

    iPhoneのバッテリー状態は設定画面から確認できます。

    iPhoneの設定画面を開く

  2. STEP 2

    バッテリーを選択

    画面を下にスクロールして「バッテリー」に進みましょう。

    バッテリーを選択

  3. STEP 3

    バッテリーの状態に進む

    低電力モードの下にある「バッテリーの状態」を選択します。

    バッテリーの状態に進む

  4. STEP 4

    バッテリー充電の最適化をオンにする

    設定画面の一番下にある「バッテリー充電の最適化」をオンにすれば完了です。

    バッテリー充電の最適化をオンにする

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