iOS 11以降のiPhoneとiPadでは、コントロールセンターからWi-Fiをオフにしても完全オフにはならず“未接続”の状態になります。
Wi-Fiの未接続はWi-Fi接続をいったん解除するもので、未接続にした場所から移動したり、時間が経過するとWi-Fiが再度オンになることから多くのユーザーから不満の声があがりました。5Gではデータ使い放題の無制限プランが導入されたこともあって、これからWi-Fiの利用が減っていくことも相まって不満の多い仕様です。
Wi-Fiを完全オフにするには設定画面を起動して、いくつか手順を踏む必要がありますが、ショートカットを利用すればホーム画面やSiri、ウィジェット、さらには自宅を出た時、職場や近くの駅に到着した時など、自動でWi-Fiを完全オフにできます。
この記事では、ショートカットを使ってWi-Fiを一発で完全オフにする方法を紹介します。
目次
Wi-Fiの未接続とオフの違いとは?
設定画面からWi-Fiのスイッチをオフにすると、Wi-Fiが完全オフになり、設定画面やコントロールセンターからオンにするまで、Wi-Fiを使用することができなくなります。
一方、コントロールセンターからWi-Fiのスイッチをオフにすると、Wi-Fiが未接続の状態になって設定画面やコントロールセンターから再度オンにするだけでなく、新しい場所に移動したり、午前5時になったり、iPhoneを再起動すると自動でWi-Fiがオンになります。
できるだけWi-Fiに繋ぐようにする“未接続”はデータ使用量を節約できるありがたい機能ですが、無料Wi-Fiのほとんどがただ接続するだけでは使用できず、ログインや利用規約の同意が必要なものばかりで、Wi-Fiが自動にオンになってしまう“未接続”はありがた迷惑になることがほとんど。
とはいえ、設定画面を操作してWi-Fiをオフにするのは非常に面倒なので「ショートカット」を使ってWi-Fiを完全オフにしましょう。
「ショートカット」とは?
iOS12の新機能として追加された「ショートカット」は、写真アプリで選択した複数の写真を一括でサイズ変更したり、バッテリー残量が30%を下回ったら画面の明るさを落として電池を節約したり、Nature Remoなどのスマートリモコンと組み合わせてiPhoneから遠隔で家電を操作するなど、一連の操作を自動化することもできるアプリケーションです。
また、「背面タップ」と組み合わせることで、iPhoneの背面を2回タップしてPayPayなどのスマホ決済アプリを起動したり、ポイントカードアプリを起動するといったこともカンタンに実現できます。
今回はショートカットを使ってWi-Fiを完全オフしてみましょう。
Wi-Fiを完全オフにするショートカットの作り方
Wi-Fiを完全オフにするショートカットを作成する方法は以下のとおりです。
作成したショートカットを起動するアイコンやウィジェットをホーム画面に追加したり、オートメーションを利用することで、自宅から出た時にWi-Fiをオフにするなど自動化することもできます。
ショートカットの作成
ショートカットのウィジェットを追加
自宅から外出したらWi-Fiを完全オフにする
ショートカットを駆使すれば、自宅や出た時・職場に着いた時など地点に応じてWi-Fiを完全オフにすることもできます。