2013年10月度の携帯電話・PHSの契約数が明らかになりました。純増数はソフトバンクが22万9400件を記録し、1年10ヶ月で首位を獲得、MNPはauが8万3900件のプラスとなっています。
ソフトバンクが純増数1位、auがMNP1位となり、大勢はかわらず
ロイターによると、新規契約から解約を差し引いた純増数は、ソフトバンクモバイルが22万9400件で1位、auが15万8900件で2位、ドコモが3万7100件で3位となったようです。純増数 | 純増数 (先月比) | MNP | MNP (先月比) | |
ドコモ | 37,100 | +103,900 | -93,100 | +40,000 |
au | 158,900 | -73,800 | +83,900 | -26,900 |
ソフトバンク | 229,400 | -41,300 | +8,300 | -14,400 |
引用元:ドコモ契約数はiPhone在庫改善などで2カ月ぶり純増 | Reuters
iPhone 5sとiPhone 5cが発売された9月度の純増数においてドコモは3ヶ月ぶりのマイナスを記録したものの、spモードメールの提供を開始した10月度の純増数は先月比で+10万3900件となり、3キャリアでは唯一プラスを記録しました。
ただ、ソフトバンクとauは10万件以上の純増数を記録しており、ドコモとの差は10万件以上とまだまだ大きな差が開いています。
純増数にはフォトフレームなどの通信モジュールも含められていますが、これらを差し引くとソフトバンクモバイルが15万6400件、auが15万2500件、ドコモが3万1700件となります。これまで携帯電話やスマートフォン、タブレットの純増数に限定した場合、auがソフトバンクモバイルを上回っていましたが、今月はソフトバンクが僅差ながらトップとなったようです。
NTTドコモが5400件、KDDIが6400件、ソフトバンクモバイルが7万3000件。ソフトバンクモバイルは「PhotoVision」などの通信モジュールが大きく貢献している。
注目のMNPでは、auが8万3900件で1位、ソフトバンクが8300件で2位となりました。ドコモは9万3100件のマイナスと今月も大きな顧客流出が起きています。
先月比の純増数とMNPで大きく減少するauとソフトバンク
10月は2013-2014年冬春モデルの発売が開始され、BCNランキングでは10月上旬よりドコモのiPhone 5sが販売数トップを記録するなど、10月度の契約数では大きな巻き返しがあるのではないかとされていましたが、結果的にMNPでは大きなマイナスを記録するなど、まだまだ顧客流出に歯止めが効いていないようです。ただ、先月比の値に注目すると、純増数もMNPもドコモのみがプラスを記録しており、ドコモ以外の2社はいずれも万単位でマイナスとなっています。
11月度の契約数でも同じような数値がでれば、ドコモの反撃がそろそろ始まったと言えるのかもしれません。
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