ちょっと前にファクトリイメージが公開されたことでAndroid 4.4 KitKatに手動でアップデートすることが可能になりましたが、その際にbootloaderのアンロックと初期化が必要でした。
アップデートのタイミングで端末をキレイにしたいという方はファクトリイメージを使ってアップデートするのも良いですが、OTA用のアップデートファイルを使えば初期化せずカンタンにアップデートできるということで紹介しておきます。
用意するもの
Android SDKはインストールまでしておいてください。※Android 4.3のビルド番号「JWR66Y」からAndroid 4.4 KitKatにアップデートする場合、リンク先の「KRT16S from JWR66Y」をダウンロードしてください。
手順1.PCとNexus 4をデバッグモードで接続する
Nexus 4の設定アプリを起動し、端末情報に進んでビルド番号を連続タップします。1つ画面を戻ると「開発者向けオプション」が表示されるため、そこへ進んで「USBデバッグ」をONにします。
手順2.OTAのアップデートファイルを使ってAndroid 4.4 KitKatへアップデートする!
次にNexus 4をPCとUSBで接続した状態でWindowsならコマンドプロンプト、Macならターミナルを使って「adb reboot bootloader」を実行します。Nexus 4を電源オフにしてから電源ボタン+ボリュームダウンキーを長押しして起動してもOKです。するとbootloaderが起動するのでボリュームキーを操作して「Recovery mode」を選んで電源ボタンを1回押します。
ドロイド君が表示されたら電源ボタンとボリュームアップキーを同時で短押ししてメニューを表示します。
ボリュームキーで「apply update from ADB」を選択して電源ボタンを1回押します。
adbのパスが通っているところかadbのあるAndroid SDKのplatform-tools直下に上でダウンロードしたOTA用のアップデートファイルを移動してください。
Windowsならコマンドプロンプト、Macならターミナルでcdコマンドを使ってアップデートファイルの場所まで移動し、「adb sideload c7d8660af65b878835d5248252f51dcbf53c2001.signed-two-step.signed-occam-KRT16S-from-JWR66Y.d1b99704.zip」を実行すると、Android 4.4 KitKatへのアップデートが始まります。
あとは「reboot system now」をボリュームキーで選択して電源ボタンを1回押してNexus 4を再起動するだけです。
ファクトリイメージからアップデートするよりもカンタンにアップデートできました!ちなみに、ホーム画面で「OK,Google」と話しかけてGoogleのキーワード検索を利用できる機能はNexus 4には備わっていません。
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