Appleが発売するiPhoneとiPadの充電規格にはLightningが採用されていますが、欧州連合のEUにてスマートフォンや携帯電話を含む全てのモバイル機器の充電規格がmicroUSBに統一されることが正式決定されました。
microUSBへの統一化はAppleも例外ではない
EUにおける充電器の標準化についてはAppleを始め、サムスンやLG電子、モトローラ、Nokia、Qualcomm、RIM、ソニーモバイル(旧ソニー・エリクソン)、テキサス・インスツルメンツ、NECなど10ヶ国が2009年に同意していましたが、それ以降もAppleはmicroUSBを採用することなく、iPhone 4sまで30ピンを採用し、iPhone 5では新たにLightningを採用していました。EU加盟国で販売するモバイル端末の充電端子はMicro-USBに統一されることになる。EUでは2009年、充電器の標準化で当時の主要メーカー10社(米Apple、韓国LG電子、米Motorola、NEC、フィンランドNokia、米Qualcomm、カナダResearch In Motion(RIM)、韓国のSamsung、英Sony Ericsson、米Texas Instruments)が合意している。今回の採決で、標準化が指令(Directive)になる。
引用元:EU、スマートフォンの充電規格をMicro-USBに統一へ – ITmedia Mobile
今回の決定は命令となるため、EUに加盟するスペイン、イギリス、ドイツなど28ヶ国で販売される全てのモバイル機器においてmicroUSBが採用されることになります。これはAppleも例外ではありません。
次期iPhoneとされる「iPhone 6」が全てmicroUSBを採用するのか、EUの加盟国向けに販売されるiPhoneだけがmicroUSBを採用するのか、Appleがどのような対応をとるのかはわかりません。
個人的に裏表気にせず使えるLightningは非常に便利なものの、iPhoneのために1つ余分にケーブルを持ち歩くのも面倒ですし、Appleの認証が絡むサードパーティの製品は使いづらいーかといってApple公式のものは割高だったり、壊れやすかったりするため、microUSBのiPhoneにも魅力を感じますね。
さて、Appleがどのような対応を取るのかAppleの今後の動きを待ちたいと思います。
【2014/03/15 04:25 更新】
AppleはmicroUSBケーブルをLightningに変換するアダプタを発売しており、Lightningケーブルの代わりにmicroUSBとそのアダプタを同梱するのではないかという見方もあるようです。
それが充電規格の統一と言えるのかは疑問ですが、確かにその線が1番現実的でしょうね。
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