携帯電話事業者から回線を借りてサービスを提供するMVNOの契約者数が2013年末時点で1375万件となり、1年間で36.1%の伸びを示したことが総務省の調査で明らかになりました。
MVNOは、080や090番号を使った音声通話サービスが利用できない、または通信速度が低い代わりに月額数百円程度からスマートフォンやタブレットを運用できるサービスで近年注目を集めています。
MVNOの契約数は全体の4.4%
総務省の調査結果によると、携帯電話やスマートフォン、PHSなど全ての携帯機器の契約数は2013年末時点で1億5325万件で、このうちMVNOの契約数は1375万件と全体の9%を占めているようです。この9%にはMNOでもあるMVNO(例:イーモバイルがソフトバンクモバイルの回線を借りて提供するEMOBILE 4G-Sなど)が含まれており、日本通信やNTTコミュニケーションズ、IIJなどが提供する純粋なMVNOの契約数は669万契約で全体の4.4%とのこと。
2013年あたりからMVNOに関するニュースをよくよく見かけるようになり、最近ではテレビCMまで目にしますが、まだまだ契約数は極わずかなようですね。
MVNOの認知度は約半数にー音声サービスも使いたいという声が半数超え
MVNOの認知度に関しては、2012年度の31%から48%まで上昇しているようです。実際に契約まで至っているのは、たったの8%なのでテレビCMやニュースで見たり聞いたりしているけど、契約には至らないという人が多いのでしょうか。ただ、MVNOの使い方として「音声通話もデータ通信も使いたい」という人が60%もいるなかで、音声サービスを提供する事業者が22.4%に留まっていることから、音声サービスを提供する事業者が増えれば、MVNOの契約者が一気に増える可能性も低くはないと思います。
僕もOCNのMVNO SIMを利用していますが、使っているのデータ通信のみができるものです。周りもそういった人が多いので音声通話も使いたいという声が半数超えというのは少し意外でした。
僕も周りの人も2台目として運用するのにMVNOを使っていますが、一般的には月額7000円程度のドコモやau、ソフトバンクといったMNO(MVNOに回線を貸し出す事業者)が提供するサービスに対して高いと感じ、安く運用できるMVNOに移行したいと考える人が多いのかもしれませんね。
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