富士通とジャストシステムが共同で「スマートフォン史上最高レベル」を謳う文字入力アプリ「Super ATOK ULTIAS(スーパーエイトックウルティアス)を開発したことを発表しました。
「Super ATOK ULTIAS」の特徴は「かしこい変換」「スマホ史上最大クラスの語彙数」「快適な文字入力を実現する独自機能」とされています。
文脈を読み取って入力文字を予測し、変換候補を表示!
「Super ATOK ULTIAS」では、入力した文章に合わせて、次に入力する言葉を予測して変換候補を表示するようです。また、文脈や文節、単語を読み取って適切なものに変換するとのこと。文字入力の誤変換はかなりストレスがたまるのでこれは嬉しいですね。ただ、この「かしこい変換」機能によって変換するまでに時間がかかったりしないか気になるところです。ここは実機でぜひ試してみたい。
言葉の意味を学習できる辞書機能付き!
いいなーと思ったのが変換候補を長押しすると、言葉の解説を表示してくれる機能ですかね。現在の文字入力アプリの変換精度もかなり優れているので出てきた変換候補をそのまま打ち込んであとから調べてみたら違ってたってことがありがちですが、この機能があれば正しく変換できるだけでなく言葉の意味なども学習できるので次回からは間違えず、パソコンなどで文章入力するときにも役に立ちそうです。
スマホ史上最大クラスの語彙数を収録!
「Super ATOK ULTIAS」がスマホ史上最高クラスの文字入力アプリと謳われる理由のひとつとして収録されている語彙数にあるようです。これまでは正しく変換できなかった「あめんぼ→水馬」「まんぼう→翻車魚」「かます→梭子魚」なども一発で変換できるとのこと。「あめんぼ」なんかはPC版のGoogle日本語入力でも変換できませんね・・・。まぁ、これらの言葉をそんなに使うのかと言われたらNOではありますが。
PC版の文字入力ソフトを使っていて便利なのは町名や郵便番号からの住所入力機能ですが、「Super ATOK ULTIUS」はこれもサポートしているとのこと。
タッチした場所を正確に認識するタッチパネル
スマホの文字入力における最大のストレスというのは変換ミスなどよりも、正しく入力したつもりなのに別の文字が入力されてしまったり、意図した文字が入力されなかったりということだと思います。「Super ATOK ULTIUS」では、電気ノイズへの耐性を大幅に向上させることでタッチされた位置を正しく認識することができるようです。
スマホのディスプレイとサイズが大きくなるに連れて増えてきたと感じる誤入力ですが、どこまで改善されているのか気になりますね。
オレ待望のテンキー非表示も可能に!?
「Super ATOK ULTIUS」には、複数のキーボードデザインが収録されているようです。これまで富士通のスマートフォンに搭載されてきた文字入力アプリのNX!Inputでは、テンキーを非表示にできなくて英字入力からかな入力に戻すまでに一度数字入力を経由する必要があって時間がかかったんですが、収録されているキーボードにテンキーなしバージョンがあることを発見!
これは嬉しいかぎり!これでATOKからの完全移行もできるのではないかと思っております。
2014年夏モデルの富士通製スマートフォンに搭載へ
ケータイWatchによれば、「Super ATOK ULTIUS」は今夏以降に発売される富士通製スマートフォンに搭載されるとのことです。スマートフォンの文字入力において、スムーズでストレスフリーな操作性を提供するシステムとして、今夏以降に発売される富士通製スマートフォンに搭載する方針を示している。
引用元:富士通×ジャストシステム、「Super ATOK ULTIAS」を共同開発 – ケータイ Watch
他社製の端末でも利用できるのか気になるところですが、今のところそういった情報は見られません。
- スマートフォン史上最高レベルの日本語入力システム「Super ATOK ULTIAS」を共同開発 : 富士通
- ニュースリリース | 2014.04.24 スマートフォン史上最高レベルの日本語入力システム「Super ATOK ULTIAS」を共同開発
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