Googleリーダーのサービス終了直後にRSSリーダー難民を救うべくノルマンディープロジェクトを発表し、名を挙げることとなったRSSサービスの「Feedly」ですが、6月11日19時より利用できない状態になっています。
DOS攻撃の犯人は身代金を要求
Feedlyの公式ブログによれば、DOS攻撃(アクセスを集中させてサーバに負荷を与える攻撃手法)によってアクセスしづらい状況になっているとのこと。DOS攻撃を行っている犯人は「攻撃を緩めて欲しければ身代金を用意しろ」と要求しているものの、Feedlyはこの要求に応じず、対処していくと発表し、今後数時間以内にサービスが利用できるようになるとアナウンスしています。
Feedly Cloudの利便性が被害規模を拡大
FeedlyがGoogleリーダー終了後に立ち上げたノルマンディープロジェクトからは「Feedly Cloud」が発表されました。「Feedly Cloud」は、Feedlyに登録したRSSの情報を他のRSSリーダーサービスやRSSリーダーアプリでも利用できるという開発者向けのAPIで、開発者は自身のアプリやサービスに「Feedly Cloud」を組み込めば、Googleリーダーからの移行機能を搭載せず、自身でRSSリーダーサービスを運用しなくてもいいことから、Googleリーダーのサービス終了当時、多くのRSSアプリやサービスが「Feedly Cloud」に対応させました。
ただ、今回のDOS攻撃は「Feedly Cloud」を利用する全てのサービス、アプリに影響を与えており、「Feedly Cloud」のメリットがデメリットになってしまう結果となりました。
「Feedly Cloud」の運用が始まってから、サービスが利用できなくなる障害が発生したのは今回が初めてだと思いますが、今後、集中的に攻撃されるような動きがみられるとユーザーとしては移行を考えざるを得なくなるかもしれませんね。
6月13日6時30分 更新
DOS攻撃による障害は一時復旧しましたが、再度、利用不可となっています。原因については1回目と同じくDOS攻撃によるもので、犯人は再び金銭を要求しているとのことです。
6月13日8時00分 更新2回目の障害についても復旧し、Feedlyへのアクセスが可能になっています。
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