8月5日、Amazonがロボット掃除機のルンバを製造するiRobot社を純負債を含む17億ドルーー約2300億円で買収すると発表しました。
Amazonによるスマートホーム関連企業の買収は、スマートカメラやドアベルを開発するRing社に次ぐ案件で、過去最大規模の買収額です。
スマートホーム事業をさらに強化
今回の買収によって、Amazonがどのようにスマートホーム事業を強化するのか明らかにされていませんが、音声アシスタントのアレクサを搭載するAmazon Echoなどのオリジナルデバイスとの連携を強化することは容易に想像できます。
現在、アレクサを使ってルンバに掃除してもらうには、iRobotのスキルをダウンロードしてiRobotoアカウントにサインイン後、ルンバと専用アプリをペアリングして「アレクサ、ルンバを使って掃除して」と話しかける必要がありますが、今回の買収によってセットアップがより簡単になり、「アレクサ、掃除して」と話すだけでルンバに掃除してもらえるかもしれません。
ユーザーにとって何よりも嬉しいのは、Amazonプライムデーやサイバーマンデーといったビッグセールで、ルンバをより安く購入できるようになる可能性があることでしょう。
なお、買収には規制当局やiRobotの株主の承認が必要になり、買収がいつ正式に完了する予定なのか明かされていません。
買収完了後もCEOとして留まるiRobotの創業者の一人で会長兼CEOのColin Angleは「Amazonの一員になり、今後数年でお客様のために何を一緒に作れるのかとても楽しみにしている」とコメントしています。
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