5月8日、Googleが2019年第3四半期に正式配信を予定している次期「Android Q」のベータ3版を公開した。
ベータ3版には、バグの修正および最適化、APIのアップデートに加え、昨日配信がスタートした2019年5月のセキュリティアップデートも含まれている。
サードパーティのデバイスでもAndroid Q Betaが利用可能に
ダークテーマ
「Android 10」をベータ3版にアップデートすると、画面をブラックまたは濃いグレーで配色することでスマートフォンの画面が眩しくない「ダークテーマ」が追加される。
今日発表されたばかりのPixel 3a / Pixel 3a XLなど有機ELディスプレイを搭載するデバイスではバッテリーの節約につながる。ディスプレイの設定からはもちろん、クイック設定パネルからオンにすることも可能だ。
新しいシステムナビゲーション
ベータ3版の最も大きな変更のひとつにシステムナビゲーション(戻るボタン、ホームボタンなど)のアップデートがある。Android 9 Pieでは、アプリ履歴ボタンが削除されるかわりに、ホームボタンがジェスチャー操作に対応。タップしてホーム画面に戻ったり、上下左右にスワイプすることでアプリを切り替えたり、ドロわーを表示することができたが戻るボタンだけは残されていた。
アップデートされたシステムナビゲーションでは、Android Pie 9の2ボタンナビゲーション、おなじみの3ボタンナビゲーションに加えて、戻るボタンも削除したフルジェスチャーナビゲーションが追加され、3つの中から好みの設定に切り替えが可能になった。
- フルジェスチャーナビゲーション
- ホームボタンだけを表示するモード
- ホームに戻る: 画面を下から上にスワイプ
- 前の画面に戻る: 左右から反対側にスワイプする
- アプリを切り替える: 画面を下から上にスワイプしてホールドして離す
- 2ボタンナビゲーション
- ホームボタンと戻るボタンだけを表示するモード
- 3ボタンナビゲーション
- 戻る、ホーム、アプリ履歴ボタンをすべて表示するモード
なお、ベータ3版からはトップグローバルパートナーからリリースされている15のデバイスでベータ版「Android 10」が利用可能になった。Zenfone 5Z / Essential Phone / Huawei Mate20 Pro / Xperia XZ3などにインストールが可能。なお、ベータ3版のAndroid 10ではFeliCaが使えないため注意が必要だ。