Appleが今年秋に公開する予定のiOS 14/iPadOS 14では、ウェブブラウザのSafariやメールなど一部の標準アプリのデフォルト設定がようやくサードパーティ製のアプリに開放される。
例えばメール内にあるリンクをタップしたときにSafariではなくGoogle Chromeでページを開くことが可能になるようだ。Androidでは当たり前の仕様で特徴の1つだったが、来月までに公開されるAndroid 11ではカメラアプリにおいて標準アプリの使用を強制することがわかった。
カメラ呼び出しで標準アプリを強制起動
これまでAndroidではカメラアプリが必要になる場面において起動するカメラアプリを選べるピッカーが表示されていたが、Android PoliceによるとAndroid 11ではピッカーが廃止されてサードパーティ製のカメラアプリを起動できなくなるという。
実際に試したところAndroid 10ではデフォルトのカメラアプリに加えて、Google Playストアからダウンロードしたアプリも選択できたがAndroid 11ではアプリを選択できるピッカーが表示されずそのままデフォルトのカメラアプリが起動した。
Androidの特徴が失われる変更だがベータ版の段階にあるAndroid 11の不具合ではなく正式な仕様変更とGoogleは説明している。変更理由についてはプライバシーとセキュリティ保護とのこと。具体的なことはわかっていない。
影響があるのはサードパーティ製のカメラアプリを選択できるメモ・ツールアプリGoogle KeepやGoogleドライブ、フリマアプリのラクマ、マッチングアプリのタップルなど。InstagramやTwitter、Facebook、LINEといったメジャーなアプリは内蔵された独自のカメラが起動するため変化はない。
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