2021年秋の正式公開に向けてGoogleが開発を進めている「Android 12」
GoogleでAndroidのエンジニアリング担当バイスプレジデントであるDave Burkeによれば、5月に提供を開始したベータ版のダウンロード数が早くも過去最高を記録したという。
Android 12は、まったく新しいインターフェース“Material You”の導入によってAndroid史上最大のデザイン変更になることから大きな注目を集めている。
“Material You”に大きな関心か
Dave Burkeは具体的な数字を明かしていないが、史上最速ペースではなく公開からわずか2ヶ月で過去最高のダウンロード/インストールを記録したとのこと。
Android 12's beta is by far our most downloaded/installed beta ever. Speaking of which, Beta 2 is available today: https://t.co/VR8CtXKWkZ
— Dave Burke (@davey_burke) June 9, 2021
ベータ版の提供がスタートしたのはAndroid 9 Pieが公開された2018年。最も早い時期に公開されたのはAndroid 10の2019年3月となっている。
- Android P:2018年5月
- Android Q:2019年3月
- Android 11:2020年6月
- Android 12:2021年5月
正式版の公開前から関心が高い理由はやはり“Material You”の影響だと考えられる。ホーム画面やロック画面、ウィジェット、通知、クイック設定パネルなど見た目の大幅な変更が行われ、特に壁紙の色を解析してスマートフォン全体のカラーを変更する新機能は注目度が高い。
また、Pixelスマートフォンであれば画面をタップするだけでカンタンに導入が可能。導入は複雑になるが、シャープやASUS、OPPO、Xiaomiなど合計10以上のメーカーのAndroidスマートフォンにもインストール可能だ。
ベータ版は日常使いしていないデバイスで
ベータ版は正式公開までに開発中の次期OSを公開してユーザーの反応や報告を得ることで、問題や不具合の特定・修正、機能改善に役立てるもの。Pixelスマートフォン以外のAndroidデバイスにもインストールできるため、より多くのユーザーからさまざまなフィードバックが得られる。
開発中のOSのため、デバイスが正常に動作しないエラーや欠陥が含まれている場合がある。また、ベータ版から正式版に戻す時に初期化されるため、使用中のスマートフォンにインストールするのはおすすめしない。
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