Googleが配信まで「数週間」と案内しているAndroid 14。携帯総合研究所では、過去5バージョンのリリース時期から9月には正式版が配信されるのではないかと予想していましたが、10月に延期される可能性が報じられています。
当初、ソースコードの公開時期は今日に設定されていたようです。
直前で配信時期を延期。品質に問題か
Androidのコード解析でおなじみのMishaal Rahmanは、Android 14のソースコード公開時期が10月に延期されたことを聞いたと報告しています。
公開時期を延期するGoogleの決断はかなり遅いもので、OEMメーカーも今日リリースされると予想していたとのこと。現在、OEMメーカーはAndroid 14のセキュリティリリースノートの記述から延期後のリリース日が10月4日になることを予想しているそうです。
Googleは10月4日に新商品発表イベントを行い、Pixel 8、Pixel 8 Pro、Pixel Watch 2を発表する見込み。同イベントでは、Android 14の配信時期についても案内されるのかもしれません。これまでは新型Pixelスマートフォンが発表される数週間前にOSが公開されていましたが、同氏は同時案内は今年が初めてとしています。
アップデートが延期された理由は不明ですが、品質の問題であることは間違いなさそうです。
Googleは「最終テスト用のほぼ最終版のビルド」として7月12日にベータ4版、8月11日にベータ5版を公開したものの、いずれのバージョンでも膨大な量の不具合が修正されており、リリース時期がまだ先であることが容易に想像できました。その後もベータ5.1、5.2が公開されており、品質の改善に最大限注力していることが予想されます。
Android 14は明らかなマイナーアップデートではあるため、なぜここまで品質問題に苦しんでいるのかわかりませんが、今年はPixel TabletやPixel Foldといった新しいデバイスが直前に発売されたことも影響しているのかもしれません。
コメントを残す