- Adaptive Connectivity Servicesアプリが衛星SOS機能を追加、緊急時にも通信可能に。
- 衛星通信で緊急サービス接続時、ユーザ情報がサービスプロバイダと共有される。
- auも近く、スマホと衛星直接繋がるサービス始める。利用可能性は国による。
GoogleはAndroid 14で衛星通信に対応することを明言していましたが、ベータ版のAndroid 15がリリースされた今も実現していません。
それでも開発自体は行われているようで、これまでにも多数の証拠が発見されており、今夏リリースを予感させる証拠も発見されています。
今年はスマホの衛星通信元年?
TelegramのGoogle Newsにて、Adaptive Connectivity Servicesアプリのバージョンp.2024.08で新機能「衛星SOS」が追加されると投稿されています。
アップデートを適用することで、設定画面>安全性と緊急情報に緊急SOSが追加され、3G/4G/5Gといったモバイルデータ通信やWi-Fiがない場所でも衛星を経由して緊急メッセージを送信したり、Googleマップで現在地を共有することもできるといった機能説明を読むことができます。
Googleメッセージにおいても最新のアップデートでSATELLITE_COMMUNICATIONのパーミッションが追加されたとのことで、メッセージの送信にはGoogleメッセージを利用することになりそう。
なお、衛星通信で緊急サービスと接続すると、名前やメールアドレス、電話番号、位置情報、デバイス情報(IMEI、言語、モデル、バッテリー残量)、緊急連絡先が緊急サービスおよび衛星通信サービスプロバイダと共有されるとのこと。
万が一に備えて、デモを試すボタンやリアルモードを試すボタンが用意されていて、衛星SOSが実際にどのように動作するのか試すこともできます。また、GARMINによる捜索とレスキュー保険に関する説明とリンクも用意されていますが、日本語に最適化されてないことから日本では利用できなさそうです。
対応機種は不明ですが、設定画面には「あなたのPixel」と書かれていることから、少なくともGoogle Pixelが対応するのは間違いなさそうです。
今年1月に発生した能登半島地震では、地上の基地局が利用できなくなったことで、被災地に衛星通信サービス「Starlink」のアンテナが無償提供されて、Wi-Fiで衛星通信を利用できるようになりましたが、衛星SOSを利用すれば、アンテナの搬入や設置等を待たずに通信手段を即時確保することが可能になります。
今年はauもStarlinkとの提携で既存のスマホと衛星を直接繋げてメッセージを送れるサービスを開始する予定で、OSが提供するサービスと携帯電話事業者が提供するサービスが混在することになります。
なお、OSが提供するサービスについてはすでにAppleが提供を開始していますが、日本では利用できません。Androidについても同じ状況になる可能性はあるでしょう。
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