6月9日、Googleが開発者向けに提供しているデベロッパープレビューの最新版となるAndroid O Developer Preview 3(DP3)の配信を開始した。
GoogleがAndroid Oとして公開した次期OSは2017年第3四半期に正式版が配信される予定。今回のDP3は最終盤のAPIが搭載されたもので、開発者が最新のAPIを利用したアプリの動作環境とテスト環境が整ったことになる。
最新のデベロッパープレビューで「Android 8.0.0」に変更
Googleはこれまで次期OSを「Android O」として提供していたが、DP3でシステム情報が変更されて「Android 8.0」となった。毎年、ナンバリングが1つ増えるiOSと違い、AndroidではX.5として公開されることもあるが、Android Oは「8.0」、つまり大規模なメジャーアップデートとして提供されることになる。
Android 8.0の最大の変更点、注力される部分は電池持ちの改善となる。アプリが待機状態の時にバックグラウンド動作が制限され、位置情報も頻繁に取得できないよう制限する。大きな見た目の変化としては設定画面のデザインや構成が大幅に変更される。
細かなところでは未読の通知がある場合、ホーム画面の該当アプリにバッジが表示される。オーディオではワイヤレスイヤホンの音質を向上させる圧縮技術aptX/aptX HD、LDACに対応する(8.0で提供されるかは不明)。個人的に気になるのがテキスト選択の簡略化だ。機械学習によって画面上のテキストを認識してダブルタップで簡単にテキストが選択できる。これまでのように指で小さな文章をなぞってテキストを選択する作業は必要なくなる(Android 8.0の新機能と変更点はこちらでまとめている)
今後、Android 8.0は7月から正式公開の第3四半期までの間にDeveloper Previewとしては最終版のDP4が提供される予定だ。Androidはすべてのバージョンにスイーツのコードネームが付いていて今年は「O」から始めるスイーツ名でオレオ(Oreo)が最有力と見られている。
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