Googleは2016年にリリースした「Android N」から3月に次期OSを先行発表し、開発者向けにデベロッパープレビューを提供しているが、今年も同じように計画されていることがわかった。
Android Pのデベロッパープレビューが3月中旬にリリースか
実績あるリーカー、Evan Blass(@evleaks)によると、Android 8.0 Oreoの次にあたる「Android P」のデベロッパープレビューが今月中旬にもリリースされるそうだ。
Android P Developer Preview 1 is targeting a mid-month release.
— Evan Blass (@evleaks) March 3, 2018
デベロッパープレビューはいわゆるベータ版。開発者等に先行提供することで正式リリースまでに不具合を洗い出し、修正することで品質を高める狙いがある。最初にデベロッパープレビューが登場した2016年の「Android N」は3月10日に、昨年の「Android O」は3月21日にリリースされている。今年も過去2年にならって「Android P」が登場するようだ。
なお、デベロッパープレビューの提供と共にほとんどの新機能が明らかになるため、この日が「Android P」の先行発表日と言ってもいい。例年どおりであれば5月8日に開催されるGoogle I/Oでデモが披露され、秋ごろに正式発表される可能性が高い。
Nexusはアップデート保証期限切れで「Android P」にアップデート不可
しかし、残念なお知らせがある。Googleはデベロッパープレビューをいち早く体験できるNexusブランドを廃止し、新たにPixelブランドを立ち上げたが、日本ではPixleブランドのスマートフォンが販売されていない。さらに、NexusブランドのOSアップデート保証期間が2017年9月で切れているため、Nexus 5XとNexus 6PはAndroid Pのデベロッパープレビューをインストールできず正式版へのアップデートできない可能性が高い。
特に海外向けにもアプリをリリースしている日本の開発者は実機検証で非常に困ることになるが、Googleは何らかの手を打つのだろうか。
ちなみに、「Android P」では既に発表されたZenfone 5シリーズや3月27日に発表予定のHUAWEI P20シリーズで採用される“切り欠き”ディスプレイのサポートや電池持ちの改善、新しいデザイン、2画面スマホのようなマルチディスプレイ・折りたたみディスプレイのサポート、Googleアシスタントのサードパーティ対応などが実装されると報じられている。
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