6月2日の夕方ごろからApple Musicの画面がブラックアウトしてFor You/見つける/Radioといった機能が使えなくなっている。
これは現地時間6月2日に実施される「Black Out Tuesday」によるもの。アメリカに限定せず日本でも実施されている。
Apple MusicがBlack Out Tuesdayに参加
現地時間5月25日、アメリカ・ミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイドが白人警官に拘束され、首を圧迫されて死亡する事件が発生。現在は抗議デモや暴動が全米に発展している。
Googleやソニーは今週イベントの開催を予定していたが、“今は適切なタイミングではない”としてAndroid 11の発表やベータ版提供を延期、PS5のゲームタイトル発表イベントも延期した。
アメリカの音楽業界では、抗議デモへの賛同や、このような事件が無くならないことに抗議するため、ビジネスを中断してじっくり考えながら学ぶ時間にして欲しいと「Black Out Tuesday」を呼びかけ、ワーナー・ミュージック・グループ、ソニー/ATV、BMG、ユニバーサル・ミュージック・グループなどの大手音楽レーベルが参加。
Apple Musicも活動に参加したことでFor You、見つける、Radioといった画面がブラックアウトされている。また、ただ1つ用意された「Listen Together」ボタンをタップするとブラックミュージックが流れる。ランキングなどは利用できないが、検索機能やライブラリ機能は利用可能。ランキングと検索することでトップ100のプレイリストにもアクセスできる。
なお、Black Out Tuesdayの活動は1日限りとのこと。
多数の黒人市民が警察や白人によるヘイト・クライムの犠牲になる事件が絶えないことへの抗議表明としてビジネスを中断し、じっくり考えながら学ぶ時間にしてほしいと、米音楽業界幹部のJamila ThomasとBrianna Agyemangが発起人になって呼びかけた。
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