Appleが日本時間6月5日の午前2時から開催する開発者向けのイベント「WWDC18」ではiPhone SE2などいくつかの新製品が発表・発売されると噂されていたが残念ながら2018年後半に発売となるようだ。
新型iPad Pro/新型Mac/新型Apple Watchが2018年後半に発売の噂
BloombergのMark Gurman記者は計画に精通した人物から得た情報としてWWDC18で新製品が発売される計画はないと報じた。
AppleはInter製のチップを搭載した新型MacBook Proや新型12インチMacBook、低価格な新型MacBook Airを開発しているが2018年後半までに発売されることはなく、以前から噂されている顔認証「Face ID」に対応したiPad Proも同時期に登場するそうだ。
新型Apple WatchについてはKGI証券のアナリスト、Ming-Chi Kuoが洗練されたデザインを採用し15%の大画面化が実施されるとレポートしていたが、Mark Gurmanは開発に精通した人物から得た情報としてエッジトゥエッジのディスプレイを採用することでボディのサイズを維持したまま画面サイズを大型化すると報じており、両者の情報が一致したことで信ぴょう性が高くなった。なお、ボディサイズはキープされるため現在使っているバンドは新型Apple Watchでもそのまま使えるとのこと。
なお、iPhone SE2については具体的に触れられていないが数日後に発売される可能性は低いとみられている。
今年のWWDCはソフトウェアに注力か
新しいハードウェアが登場しないということはAppleはWWDC18で「iOS 12」や「macOS 10.14」といった次期ソフトウェアにフォーカスすることになる。
最も注目が集まる「iOS 12」は昨年リリースした「iOS 11」で不具合が頻発したことで安定性やパフォーマンスの改善に注力するマイナーアップデートに留まると報じられているが、Mark Gurmanはリアルな拡張現実体験をアプリに組み込める「ARKit」をバージョン2.0にアップデートしてARを使ったマルチプレイやGoogleが「Android P」で導入を発表しているデジタルヘルス機能(アプリをどれぐらい使用しているかを監視することでスマホ中毒を防止できる機能)、John Gruberの独自取材によって否定されたMacでiPhoneアプリを動作させる統合機能の存在も匂わせている。
Appleは日本時間6月5日午前2時からWWDC18を開催し基調講演の様子をライブストリーミングで配信する予定。終了後には開発者向けに「iOS 12」などのベータ版が配信される可能性が高い。
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