6月23日、Appleが開発者向けに提供しているiOS 16およびiPadOS 16 ベータ版の最新バージョンを公開しました。
最新のベータ3では、不具合の修正に加えて、ロック画面に初代iPhoneの発表時にスティーブ・ジョブズが壁紙に設定していたカクレクマノミの壁紙や新しいフォント、各種機能を制限するロックダウンモードが追加されています。
Has anyone else noticed this in iOS 16 Beta 3? pic.twitter.com/ywiC0MsfJr
— Jack Roberts (@jacklroberts) July 6, 2022
ベータ版のiOS 16は、有料のApple Developer Programに登録する開発者が利用できます。一度、インストールすれば、通常のアップデートのように設定画面から最新版に更新が可能です。
ベータ版には、多数の不具合が含まれているため、今は利用していないiPhoneやiPadにインストールするのが最良の選択です。残念ながら販売終了となったiPod touchはiOS 16には対応していません。
iOS 16およびiPadOS 16の正式版は今年秋に配信予定。開発者以外のテスター向けには、無料で利用できるパブリックベータ版が今月公開される予定です。
iOS 16では、史上最大のアップデートとしてロック画面が大幅に刷新されます。Apple Watchのコンプリケーションのような小サイズのウィジェット、通知デザインの刷新、フォントや色の変更、複数のロック画面の保存、集中モードとロック画面のリンク機能に対応します。
集中モードは通知を制限するだけではなく、コンテンツの表示を制限するフォーカスフィルターに対応。メッセージアプリでは、送信の取り消しや送信後の修正にも対応。既読したメッセージを未読に戻すことも可能になります。
よりカンタンに友だちや家族に写真を共有できるiCloudフォトライブラリも新たに登場します。写真の被写体を長押しすると綺麗に切り抜くことができる新機能や動画を一時停止すると、動画内の文字をコピーや翻訳できるテキスト認識に対応します。
音声入力をキーボード入力とシームレスに利用できるほか、マップアプリは経由地を追加したルート検索に対応。経路検索では、運賃の確認に加えてマップアプリからSuicaに直接チャージできるようになります。
ほかにもFace IDの横向き対応、削除できる標準アプリの拡大、重複した写真・動画のカンタンな削除機能など、iOS 16の新機能や変更点、対応機種については以下の記事で詳しくまとめています。
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