日本時間9月13日、Appleが最新のソフトウェアアップデート「iOS 16」を正式にリリースしました。
2017年9月以降に発売された「iPhone 8」および「iPhone X」以降の機種で今日からアップデート可能です。
iOS 16で変更された機能と追加された新機能のすべては別の記事に詳細にまとめていますが、時間のない人のために、この記事ではチェックしておくべき新機能7個をまとめています。
目次
- iOS 16の対応機種は?
- 自分好みにカスタマイズできる新しいロック画面
- 新しくなったロック画面の通知デザイン
- 寝っ転がって横向きでも顔認証できるFace ID
- ニンテンドースイッチのコントローラーに対応
- 重複した同じ写真・動画の一括削除
- パーセント形式の電池残量が復活
- 強力な写真の切り抜き機能
iOS 16の対応機種は?
iOS 16の対応機種は、2017年9月以降に発売された「iPhone 8」および「iPhone X」以降の機種です。
残念ながらiPhone SE(第1世代)、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plusの5機種がアップデート対象機種から外れることになりました。
ただし、一部の機能は 「iPhone XS」 「iPhone XS Max」 「iPhone XR」 といったA12 Bionic以降のiPhoneに限定されています。
自分好みにカスタマイズできる新しいロック画面
iOS 16の最大の変更はロック画面です。
新しいロック画面では、お気に入りの写真の雰囲気を大きく変える加工機能「カラーフィルタ」を適用したり、時間や日付など文字のフォントや色を変えることで、ロック画面を自分好みのデザインにカスタマイズできるようになりました。
顔や建物などの写真が時計に被らないよう表示できる「マルチレイヤーエフェクト」はとても魅力的な機能です。
変わったのは見た目だけではありません。カレンダーに登録したイベントや天気、AirPodsとiPhoneのバッテリー残量、アラーム、消費カロリーなどアクティビティなどのウィジェットを配置することもできます。
ロック画面は1つだけではなく、複数のレイアウト保存することも可能。左右にスワイプするだけで、その日の気分に合わせてお気に入りのロック画面に切り替えることも可能。自宅や職場など場所に応じて通知をオフにできる集中モードとロック画面をリンクさせることもできます。
ロック画面の詳しい変更方法については以下の記事で詳細に解説しています。
ロック画面の通知も新しいデザインに
iOS 16のロック画面では、通知が下詰めで表示されるよう変更されました。通知や画面下部を上にスクロールすることで、過去に受信した通知の一覧を読むことができます。
通知の表示方法は 「件数」 「スタック」 「リスト」 の3種類から選ぶことが可能。
新しい 「件数」 はロック画面の下部に通知の数だけ表示するもので、ロック画面をできるだけ広く表示したい時に便利です。もう1つの 「スタック」 は同じアプリの通知を重ねて表示します。「リスト」 は従来どおり通知レイアウトです。スタックとほぼ同じですが、プレビュー表示がオンになるとスタックが解除されて通知が上に積み上がります。
ロック画面に表示される通知は1日のうちで最も目にする回数の多い画面の1つで、iOS 16による大きな変化に慣れない人も多くいるでしょう。表示方法を元に戻す方法は以下の記事で解説しています。
寝っ転がって横向きでも顔認証できるFace ID
ベッドやソファで寝っ転がりながら顔認証Face IDを使用しても正常に動作しません。
ロック画面を解除するたびに体を起こす必要がありましたが、iOS 16では横向きでも顔認証が正常に動作します。
残念ながらiPhone X、iPhone XS、iPhone XS Max 、iPhone XR、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxなどの旧機種では利用できません。
ニンテンドースイッチのコントローラーに対応
PlayStation 4のDUALSHOCK 4、PlayStation 5のDualSense、Xboxのコントローラーに加えて、iOS 16では新たにニンテンドースイッチのコントローラーに対応します。
長時間でも快適に操作できるグリップ型の持ちやすい「Proコントローラー」と、パッケージに同梱されている「Joy-Con」の2種類をサポート。左右に分離できる「Joy-Con」は、片方を1つのコントローラーとして利用したり、左右の2つを1つのコントローラーとして利用することも可能です。
iOS 16では、Apexモバイルなど複雑でスピーディな操作を必要とするリッチゲームもニンテンドースイッチのコントローラーで快適にプレイできます。
重複した同じ写真・動画の一括削除
iPhoneやiCloudの空き容量を増やすために、膨大な時間をかけて写真アプリ内を駆け回り、同じ写真と動画を探しながら削除した経験が誰にでもあるはず。
iOS 16では、重複する写真と動画をまとめた項目に移動して、それらを一度に削除することで空き容量を大幅に増やすことができます。
使い方については以下の記事で詳しく解説しています。
パーセント形式の電池残量が復活
iPhone X以降に発売されたホームボタンのないiPhoneでは、パーセント形式の電池残量を常に表示することはできず、コントロールセンターを都度表示する必要がありました。
iOS 16では、ホームボタンのないiPhoneでも常にパーセント形式の電池残量を表示することが可能になります。設定方法は以下の記事で詳しく解説しています。
強力な写真の切り抜き機能
iOS 16に強力な画像の切り抜き機能が追加されます。
写真アプリで写真を長押しすると、機械学習が被写体の輪郭を自動認識して綺麗に切り抜くことができます。切り抜いた写真はLINEやTwitterでそのままアップロードすることが可能。また、Safariで表示された写真を長押しして「被写体をコピー」することで、同様の切り抜き機能を利用できます。
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