自転車に乗りながらスマートフォンや携帯電話使用したり、イヤホンをしながら運転してる人をよくみかけますが、こういった「危険運転」の罰則が本日より強化されました。
スマホやイヤホンのながら自転車運転も「危険運転」に該当
警視庁は、本日より「自転車運転者講習制度」の施行をスタート。
これにより、信号無視や酒酔い運転など14項目に及ぶ自転車の危険運転行為を3年以内に2回以上行った場合、公安委員会の命令によって「自転車運転者講習」の受講が義務付けられることになります。
自転車運転者講習は、3時間もの長時間の講習(休憩時間を除く)を受けることになる上、手数料として5,700円を支払う必要があります。また、命令を受けてから3ヶ月を過ぎても従わなかった場合は、5万円以下の罰金が科せられることになります。
また、対象となるのは成年だけでなく、14歳以上となっているため中学・高校生などの学生も対象になります。
つまり、自分の子供が知らないうちに講習の対象となり、黙っていた場合は5万円以下の罰金が科せられて親が支払うというケースも考えられるため、子供にもしっかり周知しておくことが重要になります。
危険運転の対象には、イヤホンをしながらの運転やスマートフォンや携帯電話を使いながらの運転、傘を指しながらの運転、歩行者の通行妨害(ベルを鳴らして歩行者に注意をうながす行為が該当)、歩道での走行(例外あり)、無灯火運転などが該当します。
これまでよく見られていた行為が対象になることもあって、福岡ではたった1時間で90人が警告を受けたようです。
この日は、福岡市の南区役所前交差点などで福岡・南署員ら約70人が危険な運転を取り締まった。イヤホンを付けて音楽を聴きながらの運転や、自転車走行帯でなく歩道での走行、信号無視の運転者らに黄色の警告票を渡して注意。1時間で90人が警告を受け、うち69人がイヤホンを付けての運転だった。
引用元:改正道交法:福岡で1時間に警告の自転車90人 – 毎日新聞
警告を受けた人の中には、今日から罰則、取り締まりが強化されたことを知らなかったという人が多数いたそうですが、「知らなかった」では済まされないので、きちんと内容を確認して安全に自転車を運転するようにしましょう。
- 自転車運転者講習制度 :警視庁