YouTubeを含めさまざまなスマートフォンアプリにダークモードを提供してきたGoogle。ユーザーが最も利用するアプリのひとつであるウェブブラウザ「Chrome」にもダークモードを追加する計画があるようだ。
暗所での見やすさ、低消費電力にもメリットがある「ダークモード」
9to5Googleは、Chromium Gerritにおいてダークモードに関するコミットが追加されたことを確認した。
このコミットではAndroid配下のソースを多数修正してダークモードに関するフラグが追加されている。「ANDROID_NIGHT_MODE」などの定数が新たに追加されていることから、GoogleがAndroid向けのChromeアプリにダークモードの追加を計画している可能性が非常に高い。
ただし、このフラグを有効にするには最新のコミットが反映されたChromiumをビルドしてAndroidスマートフォンにインストールする必要があるため、実装されたばかりのダークモードを試すことはできず、現在はベータ版等での提供を待つ必要がある。
唯一、気になるのは表示されるコンテンツがダークモードに最適化されるのかということ。オムニボックスやツールバーなどがダーク系に配色が変更されても表示されるページが明るいのではほとんど意味をなさない。
なお、Googleは次期「Android Q」においてデバイスレベルでのダークモードのサポートを計画していることを漏らしてしまった。
Google自身が注力し、デベロッパーにも提供を推奨しているダークモードはまぶしさを軽減できるため目に優しく、有機ELディスプレイを搭載するスマートフォンにおいては低消費電力に優れるといったメリットがある。
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