X(旧Twitter)のイーロンマスクが「ハッシュタグを使うのはやめてください。システムはもはや不要で見栄えも悪い」と投稿しました。
マスク氏は以前からハッシュタグに対して否定的で、これまでにも「ハッシュタグは過去の遺産であり、キーワードやフレーズで十分」と発言しています。
ハッシュタグ不要論の発端は「Grok」の回答
今回の話題の発端は、Xの従業員が「Xでハッシュタグを使うべきか」という質問を、Xに導入された対話型AIチャットボット「Grok」に投げかけたことです。
Grokはハッシュタグに対して、潜水艦の網戸ぐらい役に立たないものと表現します。
また、ハッシュタグだらけの投稿は”頑張ったよ!”と叫んでいるみたいと指摘。さらにハッシュタグをつけた投稿は、その他多数に埋もれるが、それでもエンゲージメントを激減させたいなら遠慮なくどうぞ。Xが目立ちたがりをアルゴリズムで罰することはないと、辛辣な意見を述べています。
マスク氏の今回の発言は、このGrokの回答を受けたリアクションとなっています。
ハッシュタグは今後どうなる
ハッシュタグはSNSの普及期に登場し、投稿を分類して発見しやすくするための重要な機能として利用されてきました。しかし近年ではスパムやリプライゾンビに悪用されることが増え、その有用性に疑問の声が増えているように感じます。
それでも、他人の意見が気になるようなビッグイベントでは、ハッシュタグは依然として便利です。例えば、M-1グランプリや大晦日の紅白歌合戦では、多くのユーザーがハッシュタグを使うことで他人の意見や反応を見ながらイベントをより楽しむはず。
一方で、こういったビッグイベントではオリジナル絵文字付いた「ハッシュフラッグ」が用意されることが多く、Xはこれを収益源として活用しています。今後、ハッシュタグの役割が見直し、または廃止される一方で、ハッシュフラッグに関しては残るようなこともあるのでしょうか。
Please stop using hashtags. The system doesn’t need them anymore and they look ugly. https://t.co/GKEp1v1wiB
— Elon Musk (@elonmusk) December 17, 2024