オーナーのイーロンマスクによってTwitterブランドからXブランドへの移行が発表され、8月からスマートフォンのアプリ名やアイコンもXに変更されました。
ウェブでもテレビでもXのアイコンや名前を見かける機会が増えていますが、MMD研究所の調査によれば、TwitterをXと呼んでいるユーザーは3割になるようです。
ブロック廃止反対は7割超に
MMD研究所が15歳~69歳の男女5,000人を対象に2023年9月29日~10月3日の期間で調査を行い、Xを利用しているか聞いたところ利用していると回答したのは45.3%になりました。
年代別では10代が63.2%、20代が59.3%、30代が47.2%となっていて、年代が若くなるごとに利用率が高くなっています。
Xユーザー2,265人を対象に呼び方を聞くと、旧式の呼び方(Twitter)が67.7%、新式の呼び方が(X)が9.1%、TwitterとXどちらも使うが23.3%になりました。
ポストに変更された旧ツイートの呼び方については、ツイートが70.6%、ポストが9.3%、ツイートとポストどちらも使うが20.1%となっています。
いずれも新しい呼び方だけを使うユーザーは1割未満で少ないものの、2割前半が両方を使用しているため、合わせて3割程度が「X」と「ポスト」“も”使っていることになります。
ポストに関してはInstagramやThreadsでも利用されていて馴染みやすいことを考えると、割合はもう少し高くなると予想していたので意外。とはいえ今後年数を重ねて新規ユーザーが増えていけば、Twitterやツイートといった呼び方は減少し、Xやポストの呼び方は増えていくはずです。
廃止予定と案内されているブロック機能については、賛成が21.4%、反対が78.6%になりました。
ブロック廃止賛成の回答を年代別に見ると、20代が24.6%、40代が22.1%、30代が21.3%となっています。若い年代の方が廃止賛成派が多いと思いきや10代は15.9%に留まりました。
Xはニュージーランドとフィリピンにて、月額100円程度で有料化テストを開始し、支払いを拒否する場合はポスト/ツイートできない読み取り専用のアカウントになる「Not A Bot」プログラムをスタートしましたが(調査が行われたのは発表前)、Xの有料化に対して賛成およびやや賛成と答えたのは13.3%になったとのこと。
有料化賛成との回答を年代別に見ると、20代が17.8%、30代が14.7%、40代が14.3%となっています。自由に使えるお金が制限される10代はわずか8%に留まり、Xが有料化された場合は平均年齢層が高くなると予想されます。
今後、Xの利用を続けるかどうかについては、74.8%が今後利用したいと回答し、18.6%が利用をやめることを検討している、6.6%が利用をやめる予定と回答しています。
年代別では今後も利用したいと回答したのは10代が87.8%で最も高く、利用をやめると回答したのは60代が33.5%で最も高くなっています。
また、Xをやめる意向がある571人を対象に他のサービスで代用するか聞いたところ54.1%が他のサービスを利用すると回答し、Xの代わりに今後最も利用する意向があるサービスを聞いたところ、Instagramが40.8%で最多に。サービス開始直後は有力の移行先とされていたものの、足りないものが多く機能追加も鈍いThreadsは12.3%に留まっています。
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