これまでX(旧Twitter)では、迷惑なアカウントやアンチ行為を行うアカウントなどをブロックすることで、自分の投稿を見られないようにすることができました。
しかし、Xはこのブロック機能の動作を変更することを正式発表し、今後は相手をブロックしても、相手に自分の投稿が見られる仕様に変わります。
ブロック仕様の大幅変更に大きな反発
つまり、今後はブロック機能を使っても、相手に投稿が見られることになります。これまでも、Xからサインアウトしたり、別のアカウントにサインインすることで、ブロックされた相手の投稿を見ることができましたが、今回の変更によってそういった手間が減ることになります。
この変更が正式に実施された場合、投稿の公開/非公開に関わるのはポストの非公開機能だけになり、Xもこの機能を利用するよう案内しています。
Xは今回の変更について、ブロックした相手に関する有害な情報やプライベートな情報を共有したり、非表示にするために使用されていますが、今回のアップデートによって、そのような行為が行われたかどうかを確認できるようになり、透明性が高まると説明しています。
Soon we’ll be launching a change to how the block function works.
— Engineering (@XEng) October 16, 2024
If your posts are set to public, accounts you have blocked will be able to view them, but they will not be able to engage (like, reply, repost, etc.).
ブロックの仕様変更について、多くの利用者が反発しており、「心の底から破産することを願っている」「この変更は間違いなく、イーロンがこのアプリで最もブロックされている人の1人であることが理由だ」「馬鹿げた考えだ」といった激しい声が寄せられています。
なお、この変更がApp StoreやGoogle Playストアの規約に違反するとの声もあります。しかし、イーロンマスクは過去に「その規約は意味をなさない」と反論していました。
AppleとGoogleがポリシにー定めているのは、あくまでもユーザーがコンテンツを生成する機能を持つ場合、ブロック機能が必須であるというもの。今回の変更はブロック機能を削除するものではなく、あくまでも仕様変更に該当するため、ストアの規約違反には該当しない可能性があります。
なお、今回の変更後もブロックされたアカウントが、いいね、返信、リポスト/リツイートをすることはできません。