9月28日、FCNT合同会社が10月1日から事業を開始すると発表しました。
FCNTは中国のLenovo Group Limited(レノボ)から出資を受けて、FCNT株式会社から事業譲受を本日完了したとのこと。
FCNT株式会社は今年5月に民事再生手続開始の申立てを行い、東京地方裁判所に受理されたと発表。発表時点ではスポンサー支援がない状況で事業を継続することは困難としていましたが、レノボが手を差し伸べたことによって、事業を承継して合同会社として新たな体制で事業活動を開始します。
レノボが持つ世界規模の調達力と開発力といったメリットを活用
2023年9月20日に設立されたFCNT合同会社は、携帯端末、情報処理及びSNSに関する商品・サービス並びにシステムの研究、開発、設計、製造、販売、企画及び修理サポートを行います。代表取締役社長はこれまでと同じ田中典尚氏。
今後は、レノボが持つ世界規模の調達力と開発力から得られる利点を活用し、FCNTの技術力や市場の専門知識をいかしながら、高品質で信頼性の高いプロダクトやサービスを提供するとしています。
また、arrosシリーズ、らくらくシリーズといった長年培ってきたプロダクトのブランドを冠した製品ポートフォリオを維持することが明らかにされており、らくらくコミュニティなどのサービスについても継続するとのこと。
アップデート保証期間中の経営破綻で心配されていた修理やOSアップデート等のサポートも順次再開予定としています。
- | FCNT株式会社
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