8月3日、Googleが最新スマートフォン「Pixel 4a」を正式発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で発売が遅れていた待望の低価格スマートフォンがようやく発売される。
昨年発売されて大ヒットしたPixel 3aの後継モデルとなる「Pixel 4a」は、5.81インチの有機ELティスプレイを搭載。パンチホールデザインを採用したことで新しいデザインで登場する。販売価格は手ごろな42,900円。
1分でわかる「Pixel 4a」
- 今年はXLなし
- 5.81インチの有機ELディスプレイ
- 新しいパンチホールデザイン
- 夜景や星空、ポートレート撮影対応のカメラ
- 画面ロックをスムーズに解除できる指紋認証に対応
- ゲームに最適化されたプロセッサSnapdragon 730G
- 6GBのメモリ
- 128GBのストレージ
- カラーはジャストブラックの1色
- おサイフケータイ対応
- 販売価格は42,900円
- 予約は8月14日から
- 発売日は8月20日
Pixel初のパンチホールデザイン
「Pixel 4a」で最も大きく変化したのはデザインだ。歴代のPixelシリーズにあった上下のベゼルを廃止して初めてパンチホールデザインを採用。
ベゼル: ディスプレイ周りの枠のこと
フロントカメラの際まで画面で覆うパンチホールディスプレイによってボディサイズを小さくしてディスプレイを5.8インチまで大型化している。
なお、昨年は画面サイズの異なる“XL”モデルも発売されたが今年は「Pixel 4a」の1機種のみとなった。理由は明かされていないが販売不振が原因と噂されている。
星空まで撮れる優れたカメラ
背面には「Pixel 4」のような正方形のカメラユニットにシングルレンズを搭載する。
12.2メガピクセル、ƒ/1.8、光学式手ブレ補正など性能は昨年と変わらない。夜景を明るく撮影できる「夜景モード」や一眼レフカメラのような背景をぼかして撮影できる「ポートレート」撮影、暗い部分と明るい部分を別に調整できるデュアル露出補正、逆光でも白飛びしにくいHDR+にも対応している。
ゲームに最適化されたプロセッサ
プロセッサはゲームに最適化されたことを示す“G”を冠した「Snapdragon 730」を搭載。メモリはPixel 3aよりも増量された6GBでストレージは128GBの1種類が用意される。
バッテリーは3,140mAh。Android標準機能である自動調整バッテリー機能がアプリの利用頻度を検知して使用頻度の低いアプリのバッテリー消費を抑えることで1日使えるとのこと。バッテリーはUSB Type-C端子による18Wの急速充電にも対応している。残念ながらワイヤレス充電には対応していない。
FeliCaを搭載することでおサイフケータイにも対応する。残念ながら超高速通信技術5Gには対応しない。
スペック
OS | Android 10 |
---|---|
サイズ | 144 x 69.4 x 8.2mm |
重さ | 143g |
ディスプレイ | 5.81インチ フルHD+(1080 x 2340) 有機EL 443 ppi アスペクト比 19.5:9 |
カメラ | 12.2メガピクセル 画素サイズ 1.4 μm ƒ/1.7 視野 77° |
フロントカメラ | 8 メガピクセル 画素サイズ 1.12 μm 絞り値 ƒ/2.0 視野 84° |
プロセッサ | Snapdragon 730G |
GPU | Adreno 618 |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
バッテリー | 3,140mAh |
FeliCa | ○ |
eSIM | ○ |
5G | X |
発売日と価格
「Pixel 4a」の発売日は8月20日。日本ではGoogleストアに加えてソフトバンクからも発売が決まった。予約受付は8月14日から。
SIMフリー版の販売価格は128GBが42,900円。昨年発売された「Pixel 3a」は64GBが49,500円、128GBモデルが61,160円だったため大幅に値下げされている。
ソフトバンク版の販売価格は49,680円。48回払いで購入して25ヶ月目に端末を返却して機種変更すると「トクするサポート+」の適用によって半額の支払いが不要になる。
なお、Pixel 4aを購入したユーザーには、YouTubeの有料会員サービス「YouTube Premium」と「Google One」の試用版を3か月間無料で利用できる特典もプレゼントされる。