北海道・八雲町で今月18日、対向車線をはみ出したトラックがバスに衝突して5人が死亡した交通事故にて、事故発生からわずか11分後に救急車が到着していました。
スピード到着の理由として、バスの車内にいた乗客のスマートフォンが事故の衝突を検出して自動で消防に通報していたことがわかりました。
iPhoneとPixelスマホでは交通事故の検出→自動通報機能あり
北海道ニュースUHBによると、乗客が持っていたスマートフォンが衝撃を感知し、自動で消防に通報したとのこと。消防は直後に繋がった電話でバスの中からは悲鳴が聞こえたとしています。
スマートフォンの衝突事故検出または自動車事故検出機能はすべての機種に備わっているわけではありませんが、iPhoneとPixelスマートフォンで利用できます。
iPhoneでは、新しいハードウェアと高度なアルゴリズム、100万時間分のリアルな運転データと衝突事故データを使って交通事故を検知。
検知したあとはiPhoneが、けたたましい音を鳴らし、本体が激しく振動して20秒間のカウントダウンがスタート。カウントダウンが止まらない場合は、利用者が重大な事故に遭っていると判断して緊急通報サービスに自動で通報する仕組みです。音声メッセージで衝突事故にあったことを知らせるだけでなく、緯度と経度による座標とおおよその捜索半径まで伝えます。
なお、衝突事故検出に対応するのは、iPhone 14シリーズ、Apple Watch Ultra、Apple Watch Series 8、Apple Watch SE(第2世代)のみ。
Pixelスマートフォンでは、位置情報やモーションセンサー、周囲の音などをもとに重大な自動車事故を検出し、自動的に緊急サービスに発信。位置情報と発生した事象に関する情報を送信します。
iPhoneと違って対応機種は幅広く、Pixel 3 以降のモデルであれば利用できます。
今年の冬、スキーやスノーボードで転倒した際に衝突事故を誤検出して誤った通報が相次いだことからネガティブなイメージを持っている人もいるかもしれません。せっかくの機能をオフにしている場合は、以下の手順に従って再度オンにしておきましょう。
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